SESってブラックなの?経験者が実態を解説

公開日 2021年10月15日 最終更新日 2021年10月16日
よくSNSや匿名掲示板名などのネットでは、SES(System Engineering Service)を行っている企業はブラックだと言われます。それは果たして本当なのでしょうか?
確かに派遣のような働き方を行う事業形態である以上、様々な面で誤解されがちな業種です。
結論から言うと、「中にはブラック企業もある」です。
これはSESやIT業界だけでなく、どの業種にも言える事ですが、ホワイト企業もあればブラック企業もあります。
SES企業にも、まともな会社も多くありますし、逆に従業員を大切にしないブラックな会社も存在します。
今回は、SESの中でブラックな企業とそうでない企業の実態について経験者である筆者が解説します。
関連記事:SESとは何?働くメリットとデメリット
SESでホワイトな企業の特徴・実態

客先常駐をメインで行っているIT企業であるSESにも、ホワイトな会社は存在します。特徴としては、「従業員の技術向上に熱心に取り組んでいる」ことが挙げられます。
資格を取得することによって報奨金の支給や昇給、各種技術研修を頻繁に行うなどを行っている会社はホワイトな可能性が高いです。
これはIT業界で働く上で非常に重要なことです。
技術革新が激しく、常に勉強し続ける必要がある業界です。
今できる技術でも古くなり需要がなくなると、仕事も無くなります。
そうならないよう、従業員の教育に力をいれているということは、社員を大切にしていると言えるでしょう。
実際、企業規模を問わずそういった取り組みをしているSES企業は多数あります。
筆者もそこそこな規模の会社に在籍していた経験がありますが、頻繁に技術研修も行っていましたし、各種褒賞制度も整っていました。
これがホワイト企業の実態となります。
SESでブラックな企業の特徴・実態

先で説明したホワイト企業とは逆に、ブラック企業も多数存在しています。
特徴としては、「社員のことを全く考えていない」「目先の売上げしか見ない」ことが挙げられます。
今まで私も多くの企業を見てきました。
中には最初から従業員を騙して採用していたり、給料が余りにも安すぎて生活が困難になっている人間もいます。
具体例は以下になります。
例1.有りもしない案件を持っている様に見せかけて応募者を募る(業務系システム開発案件しか無いのにゲーム案件中心と偽るなど)
例2.待機中(案件が見つからず売上げが無い状態)の給料は通常の半分以下になる
例3.技術者の意思やスキルを無視して対応できない案件に就かせる
これらの事を行っているブラック企業も多数あります。これがネットでよく言われる、SESのブラック企業の実態となります。
ブラックに当たらない為に
以上が、SESを行っているブラック企業とホワイト企業の特徴と実態となります。
実際、ブラックとホワイトでは大きな差があり、ブラックに当たりたくないと考えるのが自然です。
では、ブラックに当たらない為にはどうしたらいいのでしょうか?これは面接で根気よく確認するしかありません。
技術研修を定期的に行っているか?実際どんな内容なのか?資格手当てなどはあるのか?
など、できるだけ具体的に聞きましょう。そこで少しでも返事に悩むようなら危険です。
最後に
今回は、SESがブラックなのか?経験者である筆者の体験を元に実態を解説しました。
どの業種にもいえますが、ブラック企業もあればホワイト企業もあります。
SESだからといって全ての企業がブラックな訳ではありません。
ホワイト企業であれば、普通の生活を送ることは十分に可能です。よく見極めて応募しましょう。
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