「何年やってるんだ」と責めるのはパワハラ、怒られても気にする必要無し
「何年この仕事やってるんだ!」「もう○年目なんだから」部下に対してこのような叱り方をする上司は結構多いです。
また、この言葉で叱られた事があるという方も多いのではないでしょうか?
上司からそんな事を言われると「自分は仕事ができない人間なんだ…」と落ち込んでしまうかもしれませんが、その必要はありません。
多くの場合、ただ感情的に言っているだけの暴言であって、人格否定やパワハラみたいなものです。
今回は、「何年やってるんだ」と責めるのはパワハラであって、怒られても気にする必要が無い理由を解説します。
「何年やってるんだ」と言われても気にしなくていい理由
まず、仮に部下がミスをしたり思ったような成果を出せなかったとしても、「何年やってるんだ」なんて叱り方はNGです。
部下を叱るにしても、尊厳を傷つけるような言い方をする必要なんて全くありませんし、それは適切な指導だとは言えません、ただのパワハラです。
そんなパワハラじみた指導しかできないような上司に何を言われても気にする必要なんてありません。
ここではその理由を具体的に解説します。
関連記事:嫌味な言い方をする上司に耐えられないのは当たり前!スルーしてはいけない理由
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指導ではなく感情的に責めているだけ
先にも書きましたが、「何年やってるんだ」「もう○年目なんだから」なんて叱り方は指導ではなく、ただの人格否定や精神攻撃です。
部下が失敗をした場合、「それをどうやってリカバリーするか」「どうしたら再発しないか」という事を考えさせたり、指摘するのが「正しい指導」です。
そうではなく、「何年やってるんだ!」といって部下を責めたところで何も意味はありませんし、感情的に暴言を吐いているのと変わりません。
ただ自分の思い通りにいかなかった八つ当たりをしているだけなので、そんな怒り方をされても気にする必要なんて全く無いと言えます。
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本人ではなく指導・教育方法にも問題がある
何年も同じ仕事をしているのに同じミスを繰り返している場合、勿論本人の能力不足の可能性もありますが、職場や上司に問題がある可能性もあります。
適切な指導をしていなかったり、誰でもミスをするような仕組み(環境)で仕事をさせていることだって考えられます。
そうであれば、何年その仕事をしていたとしても、ミスをするのは当然です。
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具体的な基準が無い場合が多い
「もう○年目なんだから」といった叱り方がまかり通っているような職場では、「○年目ならこれくらいの能力を身に付けるべき」という具体的な基準が無い場合が多いです。
そのような基準がある上で、それと比較して期待されている能力が身に付いていないなら、この叱り方をするのも納得できます。
そうではなく、明確な基準が無いにもかかわらず「○年目なんだから」「何年やってるんだ」という叱り方をするなら、それは叱る側が勝手に自分の中で基準を作って叱っているに過ぎません。
そんなのはただの理不尽なパワハラなので、怒られても気にする必要なんてありません。
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そもそも答えようが無い
そもそも、「何年やってるんだ!」なんて言われても、言われた側からすると答えようがありません。
聞かれたとおり「○年目です」といったところで、この手の説教をする人間が納得をするはずがありませんし、更に激怒することでしょう。
結局のところ、ただ責めたいが為に適当なセリフを吐いているだけなので、いちいち気にする事なんてありません。
関連記事:「分からない事は聞いて」「それくらい自分で考えろ」は上司が完全に悪い理由
最後に
今回は、「何年やってるんだ」「○年目なんだから」と責めるのはパワハラであり、言われても気にする必要が無い理由を解説しました。
そんな言葉で部下を責めても何のプラスにもなりませんし、適切な指導だとは到底言えません。
また、言われた側は何も答えようがないので一方的に責め続けられるだけです。
このセリフは、ただ自分のストレスを発散したいパワハラ人間が使っているだけなので、言われたからといって真に受けたり自分を責めたりしないようにしましょう。
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社畜シンド
大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」、「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。-
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