社内ニートとは?楽そうに見えて意外と辛い実態

社内ニートとは?楽そうに見えて意外と辛い実態

公開日 2021年4月18日 最終更新日 2021年8月29日

社内ニート」と言う言葉をご存知でしょうか。

会社に出勤しているものの何も仕事がない状態である「社内ニート」はすごく楽に見られがちです。

何もしなくても給料がもらえるなら最高じゃないかと思われがちですが、実はかなり辛いものです。

筆者も以前勤めていた会社で半年近く社内ニート状態でしたが、正直、残業が多い繁忙期よりも精神的に参っていました。

社内ニートとは何なのか?実は辛い実態についてご紹介していきます。





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社内ニートとは?

社内ニートとは、会社に出社するものの何も仕事が無くただ時間が過ぎるのを待っている状態のことを言います。

基本的に、なりたくてなっているのではなく、様々な事が原因でなってしまったケースが多いです。

ですので「社内ニートになりたい」と思っていたとしても自主的に目指すのは難しく、運に頼るしかありません。

また、仕事が無い状態ですのでスキルアップにはならず、ただ時間を浪費するだけなのでお勧めはしません。

仕事がないのですから当然社内での評価も上がらず、昇給や賞与の査定にも響きます。

運悪く社内ニートになってしまったら一刻も早くその状態から脱出するほうが良いでしょう。


関連記事:社内ニートの暇つぶしテクニックと有意義な過ごし方

社内ニートになる原因

社内ニートになってしまう原因として、一番多いのが「教育・研修制度が確立していない」ことが挙げられます。

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これは会社側に落ち度がありますが、本人に原因がある場合もあります。

例えば、大きなミスを繰り返し任せられることがほとんどなく、簡単な雑用のみが仕事になってしまうケースです。

上司や同僚の信用を失ってしまった状態ですので、ここから挽回するのはかなりの労力が必要となります。


社内ニートの実態・楽なの?辛いの?

「仕事をしなくても給料が貰えて羨ましい」なんて言われがちな社内ニートですが、本当に楽なのでしょうか?

性格にもよりますが、実際は全く楽ではありません。

まず、時間が経つのが非常に遅く感じるのが辛いです。何もすることが無く、ただ自席にいるだけ。

たまに意味も無くエクセルやワードを開いたり閉じたり…これを毎日ひたすら続け定時になるまで耐えます。

周囲の同僚は忙しそうに仕事をしているのをボーっと眺めていると罪悪感も沸いてきてさらに辛い気持ちになります。

また、周囲の目が気になるのも社内ニート生活における辛いところです。「あいつはいつも何をしているんだ?」「給料泥棒」なんて目で見られているのではないか?と不安な日々が続きます。

時には「お前の給料は俺たちが稼いでいるんだ」などと言われることもあります。

事実ですので言い返すこともできません…

そして、何よりも辛いのは「将来への不安」です。

景気が良い内は大丈夫ですが、不景気になったら真っ先にクビになるポジションです。仕事をしていないので当然スキルが身に付くことも無く、転職できるのだろうか?といった不安も常に付きまといます。

「同期はバリバリ仕事をしているのに自分は何をやっているんだろう」と周囲から置いていかれている実感も沸き、焦燥感に駆られることもあるでしょう。

この様に、社内ニートになると様々な精神的疲労が発生するため、全然楽ではありません。それを全く気にしないでいられるのであれば天国に感じるかもしれませんが、そこまで開き直れる人間はあまりいないと思われます。


最後に

今回は社内ニートとは何か?楽に見えるが辛い実態をご紹介しました。

会社にとっても自分にとっても、社内ニート状態は好ましくありません。

この状態は一刻も早く脱出するべきですし、今の会社でそれが難しいようでしたら早めの転職をお勧めします。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。