人材を「人財」と表記する会社はやばいブラック企業の可能性がある理由

人材を「人財」と表記する会社はやばいブラック企業の可能性がある理由

「我が社は人を大切にしています」「従業員は大切な財産です」このような事を理由に、「人材」を「人財」と表記する会社は世の中に結構あります。

似たような例で「仕事」を「志事」と表記するような会社も存在します。

要はただの当て字、言葉遊びのようなものですが、ネットではこの様な書き方をする会社はやばい、気持ち悪いと言われることが多いです。

中には本当に人を大切にしている会社もありますが、本音では人を財産などとは全く思っていない、むしろ使い捨てにするブラック企業があるのも事実です。

今回は、「人材」を「人財」と表記するのはやばいブラック企業な可能性がある理由について解説します。


人財と表記する会社がやばい理由

この様な当て字を好んで使う会社は、人事や広報担当者、経営陣などの意識が非常に高く、場合によっては下の人間が働きにくい制度がある可能性があります。

また、そもそも「人は財産だ」とは口で言っているものの、本当はそんなことを全く思っていないケースもあります。

ここでは「人財」という言葉を使う会社がやばい理由を解説します。


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人が大切なのは当たり前

そもそも、会社組織を運営し利益を出していく上で人が大切であって財産なのは当然のことです。

それをわざわざ積極的に変な当て字まで使ってアピールすること自体、おかしなことです。

わざわざ「うちの会社は人を大切にしているんだ」と言葉にすることの目的は、実際は酷い環境なのに良い会社だと社員を洗脳することにあるのかもしれません。


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大切にしていると言っても待遇が悪い会社が多い

本当に大切にしている会社かどうかは、待遇を見ればすぐに分かります。

従業員を財産だと思って大切にしている会社は、相場よりも高い給料で休みも多く、プライベートも充実するような待遇になっています。

逆に、口では「社員は財産です」なんて言っていても、固定残業制や少ない手取り、福利厚生がほとんどないような会社なら、社員を大切にしているとは到底言えません。

この様に、「人材」を「人財」と表記していても、待遇が悪い会社はやばい、ブラック企業だと言えます。


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変な意識高い風習がある可能性

「人財」「志事」などといった変な当て字を好んで使う会社は、奇妙な意識高い風習がある可能性もあります。

普通の域を超えた奇妙な朝礼をしていたり、感謝を伝えるカードを送ることを強制されたり、自己啓発的なポスターがべたべたと貼られていたりと、面倒で働きにくい風習が数多くあったりします。

そういった意識高い雰囲気が好きな人なら別ですが、そうでない人からするとかなり苦痛に感じるでしょう。

これも、「人財」なんて当て字を使う会社はやばいブラック企業である可能性がある理由の一つです。


従業員を商品として見ている

「人財」なんて言葉を派遣会社が使っていたら要注意です。

登録型派遣であろうが正社員型派遣であろうが、人を派遣するビジネスをしている会社にとって人は商品です。

そのような会社は従業員が増えれば増えるほど、派遣すれば派遣するほど売り上げも増えていきます。

まさに、会社にとって人は財産だと言えるでしょう。

しかし、それは社員にとっては別です。

低賃金だったり就業先がころころ変わったりと、かなり負担がかかる働き方です。

会社から大切にされているとは到底思えないでしょう。


最後に

今回は「人材」を「人財」と表記するのはやばいブラック企業である可能性があることについて解説しました。

この言葉を使う会社がすべてやばい会社だとは限りません。

中には本当に社員の事を財産だと思って大切にしている会社も存在します。

そういった会社は待遇もよく働きやすい環境なので社員を本当に大切にしている会社だと伝わります。

しかし、財産だ大切だなどと口では言っているものの、待遇も労働環境も悪い会社も多いです。

就職や転職の際、本当に良い会社かどうかじっくり調べてから応募することをお勧めします。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。