転職エージェントを使って転職する際のメリットとデメリット解説

転職エージェントを使って転職する際のメリットとデメリット解説

公開日 2021年5月16日 最終更新日 2021年9月18日

「今の会社を退職したい」そう考え、転職に踏み出す方は大勢います。そこでまず考えるのは、どうやって転職しよう、ということでしょう。

知り合いのコネで転職する方法やハローワークを利用したり求人サイトを利用したりと様々な方法があります。その中の一つが「転職エージェント」です。

筆者は、「求職者」としても利用したこともありますが、「人事担当者」として利用したこともあり、求職者側からでは見えない部分も知りました。

そこで筆者の体験を元に、転職エージェントを使うメリットとデメリットを解説していきます。





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転職エージェントを使うメリット

エージェントを使うことには様々なメリットがあります。

一番大きなメリットは、色々な事を相談できる点です。転職活動の進め方や履歴書等の書類の書き方、応募先企業の情報等、一人で転職活動をすると手に入れにくい情報を得ることが出来ます。

また、自分ではやりにくい企業との調整を変わりに行ってくれたり、自分を採用してくれるよう企業側にプッシュしてくれることもあります。

それでは具体的に解説していきます。


無料で利用できる

ハローワークや求人サイトと同様に、エージェントも求職者は無料で利用できるのがメリットの一つです。

採用が決まった場合に、企業がエージェントへ報酬を支払うという仕組みなので求職者の負担は0です。

その為、1社だけでなく複数社に登録し、なるべく多くの求人情報を入手することも出来ます。

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色々相談ができる

自分のキャリアについて、今後どうしたらいいのかといったことから適正年収、向いている仕事など様々な相談に転職のプロが乗ってくれます。

また、履歴書や職務経歴書の添削や、場合によっては代理で作成してくれることもあるというのも大きなメリットになります。


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応募前に企業の情報が知れる

ハローワークや求人サイトだと、求人票に乗っていることしか企業の情報を知ることができません。

しかし、転職エージェントであればその会社の雰囲気など求人票では知ることができない情報を教えてもらうことができます。

また、求人サイト等の場合、求人票に記載されている条件面が異なる場合がありますが、エージェントならその心配もありません。

なぜなら求職者が採用された際の年収でエージェントの報酬が決まるので、その記載が曖昧だと企業とエージェントの契約に問題が生じるからです。

関連記事:ブラック企業の見分け方・求人票や面接における注意点

書類選考通過率が上がる

エージェントも営業職です。求職者が採用されないと自分の成績にならない為、採用に繋がるよう必死になっています。

その為、取り合えず面接してくれるよう企業の人事担当者に営業をかけるので書類の通過率が上がります。

ただし、後述の理由により実際に内定が出るかは別問題となります。


企業とのやり取りをしてくれる

応募する際の書類データの送付から面接日の調整までエージェントが代わりに行なってくれます。

自分で多数の企業への応募や調整はかなり負担がかかるのでその部分を代わりに行なってくれるのは大きなメリットです。 

特に、在職中に転職活動を行う場合はかなりの体力が必要なので、各種調整を代わりに行ってくれるのは非常に助かります。

転職エージェントを使うデメリット

転職エージェントを使うメリットがあるのと同様に、デメリットも存在します。

基本的に、エージェントは採用が決まらないと報酬がありません。その為、何とか採用に漕ぎ着けようと本人が希望しない企業への応募を促されることもあります。

あくまでエージェントは営業職であり、彼らにはノルマがあるということを理解して利用しましょう。

それではデメリットをそれぞれ解説します。

応募できない求人がある

ハローワークや求人サイトと同様に、経験などが合わず応募できない求人があります。

また、企業の人事担当者がエージェントを使う理由の一つに、求人サイト等では集まりづらいハイスペックの人材を採用したいということがあります。

ですので、求人サイト等と比べると求められるスペックが高い求人が多く、第二新卒者や未経験者などは応募できる求人が限られるのがデメリットの一つです。


希望しない求人への応募

エージェントが自分のノルマを達成するために、希望しない求人への応募を勧めてくるケースがあります。

担当者によっては希望する求人ではなく、採用に繋がりやすい求人ばかり紹介してくることもあるでしょう。

とにかく数打つことが大切です」といったように説得されますが、そもそもやりたい仕事では無い場合はきっぱり断りましょう。


合否ラインギリギリだと不採用になる可能性

先にも書きましたが、求人を出している企業は内定を出し、入社が決まった段階で報酬を支払います。

その為、掲載時に既に報酬を支払っている求人サイトよりも、合否ラインギリギリの場合は不採用にしてしまうことは人事担当者の心理的によくあります。

また、一人採用するにも高額の報酬を支払いますので、余程欲しい人材でもない限り簡単には内定を出しません。

エージェントの営業努力で書類選考は通過しやすいですが、内定が出にくいのはこのためです。


最後に

今回は転職エージェントを使って転職する際のメリットとデメリットをご紹介しました。エージェントならではのデメリットもありますので利用する際には十分に気をつけましょう。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。