ボランティア活動に休日強制参加させる会社はブラック企業

「地域のつながりを大切にしています」「社会貢献に取り組んでいます」このようなアピールをしている会社は結構多く存在します。
それ自体は何も問題はありませんし、むしろすごく良い事です。
しかし、そのやり方が非常に悪質な場合もあります。その一例が「休日や就業前後の時間にボランティア活動に従業員を駆り出す」ことです。
会社からすると地域貢献をしているアピールができるといったメリットがありますが、それに付き合わされる社員にメリットは何もありません。
今回は、従業員を休日にボランティア活動に強制参加させる会社はブラック企業であることについて解説します。
ボランティアに強制参加させる会社はブラック企業な理由

そもそも、ボランティア活動は善意を持って行うものであり、それに参加するかどうかは個人の自由です。
その活動へ強制的に参加させる事自体間違っていますし、百歩譲って会社の指示で参加するにしても、それは業務中に行うべきです。
「強制参加」且つ「休日」に行うのであれば、それは従業員からすると苦痛に感じます。
ここではそんな会社がブラックである理由を詳しく解説します。
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任意と言いつつ実質強制
あくまで「任意参加」という体を取りつつも、実質的に強制参加になっている場合が結構あります。
参加しなかった社員に対し「協調性が無い」などといったレッテルを張り評価を下げるような雰囲気であればそれは参加することを強制しているようなものです。
また、「みんな参加しているんだぞ」「来なかったのはお前だけだ」といったように同調圧力をかけられる場合もあるでしょう。
こういった形で、任意とは口では言っていますが実質的に強制しているのであれば、それはブラック企業だと言えます。
社員の体調よりボランティアを優先している
休日や業務前後の時間にボランティアをさせるということは、社員のプライベートの時間を奪っていることになります。
本来であればゆっくり休めたはずなのに、ボランティアに参加することで休むことが出来ず、それが何度も続くと体調を崩してしまうかもしれません。
勿論、休日が無くなるのは精神的にも苦痛を伴います。
この様に、社員の体調よりもボランティアを優先させるのもブラック企業である理由の一つです。
ボランティアを名目に無給にする
たちの悪い会社は「ボランティア活動なんだから無給なのが当たり前」といった風に考え、休日手当を出さずに参加させようとします。
自分の意思で参加するなら別ですが、会社から参加を強制されている上に無給では溜まったものではありません。
無料でイメージアップ出来るという思惑がある
地域の奉仕活動やボランティアに社名を掲げて参加するということは、企業にとってイメージアップになります。
業種によってはその地域に根付いた事業をしている場合もあり、ボランティアに参加することで取引に繋がることもあります。
本来であれば必要だった広告費を削減し、更には無給で社員を参加させるとしたら人件費まで削減できます。
最後に
今回は、休日にボランティア活動へ強制参加させられるような職場はブラック企業である理由を解説しました。
完全に任意参加だったり、休日手当が出るなら問題ありません。
しかし、実質的に強制参加の上無給なんて会社は、社員の事を何も考えていないブラック企業です。
会社からすると無料でイメージアップや宣伝を出来る機会としてプラスですが、それに付き合わされる社員からするとマイナスでしかありません。
そんな会社に長くていも疲弊していくだけなので、どこかのタイミングで転職をすることをお勧めします。
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