サンクスカードとかいう無駄な制度は精神的苦痛を生むだけ
「サンクスカード」や「ありがとうカード」という制度をご存知でしょうか?
これは、会社内で仕事で感じた感謝の気持ちをカードに記入して相手に送るといった制度です。
社員同士のコミュニケーションの機会を増やしたり、人間関係、信頼関係の構築などを目的としています。
この制度を導入している企業も増えてきていますが、はっきり言って無駄で全く意味は無く、社員に精神的な苦痛を感じさせるだけの制度です。
こんなものを導入してもマイナスにしかなりません。
今回は、「サンクスカード」という制度は無駄であり、精神的な苦痛を生むだけである理由を解説します。
「サンクスカード」が無駄な理由
こんな制度を取り入れたところで、目的である社員同士の信頼関係の構築やコミュニケーションの活性化は達成できません。
結局、制度として会社が作り強制するのであれば「嫌々やらされている」状態になるのがほとんどです。
また、そのカードの獲得数ノルマなんてものを課すようであれば、単純に苦痛が増すだけで離職率の向上にも繋がりかねません。
ここではサンクスカードが無駄である理由を具体的に解説します。
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作る、送ることが目的になる
こんな制度を導入しても、ほとんどの従業員は「無駄な作業が増えた」としか思わないでしょう。
しかし、会社からカードを作って送ることを強制されているので、嫌々それを実行することになります。
そうなると、カードを作って送るといった作業自体が目的となってしまい、本来の目的である協調性や信頼関係の構築といったものを達成することができません。
そもそも、信頼関係なんてものは仕事をしていくうちに自然と構築されていくものです。
こんなカードを送りあったところで上辺だけの関係にしかなりません。
これが、この制度が無駄である理由の一つになります。
獲得数のノルマにより負担が増える
企業によっては、サンクスカード、ありがとうカードを送った数や貰った数のノルマを課している場合があります。
これは問答無用でNGです。
ただでさえ日々の業務に追われ疲労が溜まっているのに、無意味なカードを送ったり貰ったりすることのノルマが課されるのは苦痛に他なりません。
更に、そのノルマが達成できない場合に罰則を課されるようであれば、退職を検討する人間も出てきます。
こんな制度を導入したところで無駄な負担が増えるだけだと言えます。
ただただ苦痛を感じるだけ
日々の感謝をわざわざカードに直筆で記載して送りあうなんて事自体、嫌な人にとっては非常に嫌なことであり、ただただ気持ち悪いと感じます。
感謝を強要されたり、それを見えるようにされるのは精神的な苦痛を伴います。
更には、そのサンクスカードを表にしたり社内に張り出すなんて場合、最早だたのさらし者だとも言えます。
これも精神的苦痛を生む無駄な制度である理由の一つです。
無駄なコストがかかる
こんな無意味なカードでも、作成し制度を運用するのはただではありません。
まず、カードを書いたりそれを送るといった行為にも時間がかかります。
要は、人件費が発生するという事です。
その他にもアプリを利用するならそれにも費用がかかる場合がありますし、カードの集計や管理をするならそれを担当する人材も必要になります。
つまり、無駄なコストが多く発生するという事です。
わざわざそんな事をせず、従業員の自主性に任せてお互い口頭で感謝を述べるだけなら、無駄なコストも発生しないでしょう。
最後に
今回は、サンクスカード、ありがとうカードなんていう気持ち悪い無駄な制度は全く無意味であり、社員に精神的な苦痛を与えるだけである理由を解説しました。
「感謝をお互いに伝え合え」なんてことは会社が強要することではありません。
そんな事をしても上辺だけの付き合いにしかなりませんし、本来の目的である信頼関係の構築やコミュニケーションの活性は達成できません。
それどころか、苦痛に感じたり面倒に感じる従業員が増えれば、逆に社内の雰囲気も悪化する可能性があります。
そんな制度を導入するよりも、社員の自主性に期待した方が余程有意義です。