フリーランスのITエンジニアは自由なの?将来はどうなる?

フリーランスのITエンジニアは自由なの?将来はどうなる?

公開日 2021年4月21日 最終更新日 2021年10月16日

近年、「プログラミングを勉強してフリーランスのITエンジニアになりたい」という方を多くみかけます。

「好きな時間に仕事が出来る」「自宅で自由に働ける」なんてイメージがありますが、実際そういった働き方をするのはほとんど不可能です。

実務経験者でもない限り、0から初めていきなりフリーランスになるのは狭き門ですし、フリーランスになれたとしても思い描いていたような生活にはならない可能性が高いです。

今回はフリーランスのITエンジニアについて解説していきます。





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ITエンジニアの実態

ITの仕事(設計や開発、テスト等)ですが、案件を受注し客先のオフィスで仕事をするケースがほとんどです。

当然、フリーランスに関しても同様で、客先に毎日出社することになります。

客先の就業時間に合わせることになるので出社退社時間も決められています。

また、個人で行う開発などはほとんどなく、基本的に数人~数十人のチームで行うのでチーム内又はリーダーへの報連相も発生します。

昨今はテレワークが主流になっていますので「自宅で働く」事はできますが、出社する場合と同様に就業時間は決まっているので好きな時間に仕事ができる訳ではありません。

この様に、フリーランスのエンジニアとは言え、働き方は雇われの正社員とほとんど変わらず、そこに思い描いていたような自由は存在しません


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未経験者でもフリーランスになれるか

勉強はしたものの、全くの実務未経験からフリーになれるのでしょうか。

これはYESでもありNOでもあります。先に記載したように、企業から案件を受注する場合、実務経験が非常に重視されます。

例え資格を持っていたとしても経験がない人間に案件を任せることはほとんどありません。

また、最近は様々な理由から個人事業主を避ける傾向が強いので同じ未経験者でも企業に所属している新人が優先されます。

この様に、未経験で企業から案件を受注するのはかなり難しいと考えてください。

では、未経験でフリーになる方法はないのでしょうか。

実はあります。企業から案件を受注するのではなく、個人でアプリケーションを作成し、それを販売するという方法です。

これなら実務経験は全く関係ありません。ただし、売れるアプリの企画から開発、営業、販売後のサポートまで全て自分で行う必要があり、さらに売れなかった場合は収入が0ですのでリスクが非常に高いです。

まずはIT企業の社員として実務経験を積み、そこから独立して案件を受注するのが無難だと言えるでしょう。(但し先にも記載したようにそこに自由はありません)


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フリーランスITエンジニアの今後

フリーランスITエンジニアは今後どうなっていくのでしょうか?筆者としてはあまり明るい未来は無いと考えています。

案件を発注する企業はフリーランスだというだけであまりいい顔をしません。

年々この傾向は強くなっており、将来は企業に所属していないと受注できなくなると思われます。

企業に頼らず自分で製品を開発し売り込むスタイルならチャンスはありますが、リスクも高くあまりお勧めしません。

エンジニアとしてITに関する仕事がしたいのであれば、IT企業の社員になったほうが将来的には良いと考えられます。


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結局フリーランスエンジニアは自由なの?

ここまでフリーランスITエンジニアの実態や経験が必要なのかについて解説しました。

結局のところ、フリーランスになると自由に働くことができるのでしょうか?
結論としては、

会社員と同様に事務所へ出社し、定時も決まっているため自由な働き方はできない

実務未経験からいきなりフリーランスになるのはほぼ不可能なため、一度就職する必要がある

一人で行なう開発はほぼ無く、チームで仕事をするので人間関係からは逃げられない


このように、フリーのエンジニアになったところで自由な生活をすることはほぼ不可能と言っていいでしょう。

世間では自由な職業という風潮がありますが、現実は会社員とあまり変わりません。

それであれば、あえて不安定な個人事業主になるよりは、安定している正社員で働くほうがいいと考えられます。 


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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。


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