フリーランスのITエンジニアにならない方がいい理由
公開日 2021年10月18日 最終更新日 2021年12月30日
プログラミングスクールなどに通い、フリーランス(個人事業主)のITエンジニアを目指している方は多く存在します。
「自由に仕事をしたい」「サラリーマンより稼ぎたい」など理由は様々ですが、現実的に考えるとフリーランスのエンジニアは非常にデメリットが大きく、ならない方がいいと言えます。
また、多くの人がイメージしているようなメリットはほとんど存在しません。
苦労してなったものの、やはり止めておけばよかったと後悔する可能性が高く、本当に目指すかどうか真剣に考える事をおすすめします。
その判断材料となるように、今回は、フリーランスのITエンジニアにならないほうがいい理由について解説します。
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フリーランスエンジニアにならない方がいい理由
筆者は長年IT業界で仕事をしていました。その中でフリーランスのエンジニアに大勢会ってきましたし、逆に案件に関しても関わってきました。
その経験や業界の知識から、フリーランスになるのはお勧めしません。
理由としては、「今後仕事を取るのが困難になる」ことと、「多くの人が思い描いているような働き方ができない」こと、「不安定」なこと等が挙げられます。
それぞれ具体的に解説します。
案件獲得が困難になる
フリーランスのエンジニアにとって、案件の獲得は非常に重要です。
長期の案件を受注できれば生活が安定しますし、逆に案件を受注できないと生活が困難になってしまいます。
しかし、年々個人事業主が案件を受注するのが困難になってきています。理由としては、2つあります。
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発注する側のコンプライアンスが厳しくなっており、「相手が株式会社でなければ発注することができない」のが1つ目の理由です。いくら優秀な人材でも、フリーランスだというだけで発注できなくなってきています。
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2つ目の理由は、「フリーランスに対する不信感」にあります。
正直、個人で仕事をしているようなエンジニアは適当な人間が多いです。
急なサボりやバックレ、適当なコードを書くなど問題行動が目立ち、フリーというだけで印象がかなり悪くなっています。
ですので、そういった面で安心して発注できる企業に案件を投げるケースが多いです。
この様に、今後ますます案件の獲得が困難になるのが、フリーランスITエンジニアにならない方がいい理由の一つです。
関連記事:SES企業の物凄く簡単な見分け方解説
自由な生活はできない
ITエンジニアは好きな時に好きな場所で自由に仕事ができると思い込んでいる人が多いですが、実際はそんなことありません。
企業から案件を受注する場合、作業時間や作業場所は指定されます。
今はテレワークが主になっているため、自宅で仕事することができる案件が多いですが、それでも月に数回は事務所への出社を求められます。
また、作業時間に対して報酬を支払う契約が多いため、作業開始・終了の時間は厳しく管理されます。
この様に、最初にイメージしていたような自由な働き方ができないのも、フリーランスエンジニアにならない方がいい理由の一つです。
自分自身で常にスキルアップが必要
IT業界の性質上、需要のあるスキル(言語や業務知識等)が常に変化しています。
今保持しているスキルがこの先5年後10年後でも需要があるとは限りません。
その為、常に学び続ける必要があります。企業の社員として働いていれば、需要の変化に関する情報が入ってきますし、社内研修などでスキルを身に付けることができます。
また、社員同士切磋琢磨する機会もあるでしょう。しかし、フリーランスはそれら全てがありません。
自分自身で情報を入手し、スキルを身に付けていかなければなりません。これを生涯続けるのは意外と大変な事です。
これも、フリーランスエンジニアにならないほうがいい理由になります。
最後に
今回は、フリーランス(個人事業主)のITエンジニアにならない方がいい理由を3つ解説しました。
今現在、フリーランスとして働くメリットはほとんどなく、逆にデメリットが非常に大きいです。
今後ますます案件の獲得は困難になりますし、スキルアップも生涯一人で続けなければいけません。
そうなるくらいなら、企業の社員としてエンジニアになったほうが余程マシと言えるでしょう。
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社畜シンド
大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」、「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。-
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