面接官がしてはいけないNGな質問解説
企業に人材を確保する上で、面接は非常に重要なことです。
ここで良い人材を見つけ採用できればいいのですが、逆に自社に合わない人間や、規律を乱すような人間を採用してしまうと人事の責任になってしまいます。
そうならない様、面接で色々質問しながらじっくり判断することが大切です。
しかし、面接だからといって何でも根掘り葉掘り聞いていい訳ではありません。
これは、企業には採用や選考に関して公平に行うことが義務付けられていることが理由になります。
下手な質問をしてしまうと、SNSや掲示板で炎上してしまうこともありえる為、慎重に行わなければいけません。
今回は、面接官がしてはいけないNGな質問について解説します。
面接でNGな質問
先にも書きましたが、事業主や企業には公平な採用、選考を行う義務があります。
その為、就職差別に繋がるような質問はNGとされています。
また、本人がどう頑張っても改善することが不可能な事、仕事に直接関係が無い質問もNGです。それでは具体的に見ていきましょう。
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家族に関すること
応募者の家族に関する質問は、実際の仕事や本人の能力と関係が無いため、聞いてはいけません。
家族構成や本籍地、両親の仕事などついつい気になってしまうかもしれませんが、これを質問するのはNGになります。
思想に関すること
思想に関する質問もNGとされています。信仰している宗教や支持政党、信条などを聞いてしまうと問題になる可能性がある為、聞いてはいけません。
また、よく聞いてしまいがちなのが愛読書に関すること、尊敬する人物などがありますがこれらも聞いてはいけないことになっているので注意しましょう。
住居に関すること
出身地や本籍地、どんな環境で育ったか、今どんな家に住んでいるのかなどを聞いてしまうと、差別に繋がる可能性があります。
意外とデリケートな問題の為、これを尋ねてしまうのもNGになります。また、選考の際に戸籍謄本を提出させるのもダメです。
健康診断書の提出
これは質問ではありませんが、採用選考時に健康診断書を提出させるのはNGです。
実際に入社が確定し、配属などを判断するために提出させるなら問題ありませんが、選考時に提出させ、それを元に合否判断をするのは認められていません。
NGな質問をしないために
上記に挙げた質問をすると様々なリスクが発生します。法律に違反してしまったり、SNSで拡散され企業の評判が悪くなってしまう可能性もあります。
そうならないために、事前準備は必須と言えます。面接の前に質問する内容をまとめたり、人事以外の人間を同席させるならNGな質問を周知することが大切です。
しっかり準備せずに面接を行ってしまうと、ついNGな質問をしてしまうこともあり得ます。
そういった質問をしないために、事前の準備を万端にし、参加者への教育を行っておきましょう。
最後に
今回は面接官がしてはいけない質問について解説しました。ついうっかり質問してしまわないよう、しっかり準備することが重要です。
また、万が一そういった質問をしてしまった場合、早急に誠意ある謝罪を行うことで、企業イメージのダウンや実害を避けることができます。