「体調管理も仕事の一環」という職場はブラック企業
公開日 2021年12月17日 最終更新日 2021年12月30日
「サラリーマンなら体調管理も仕事のうちだ」「体調管理もできない奴は社会人として失格」なんて言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?
なぜかこれが当たり前のように言われていますが、間違っていると断言できます。
人間である以上、体調が悪くなる時があるのは自然なことです。
にも関わらず、体調不良で休む人間を馬鹿にしたり、否定的な言葉を投げつけるのはブラックな環境だと言えます。
今回は、「体調管理も仕事の一環」という認識が蔓延している職場はブラック企業だということに関して解説していきます。
「体調管理も仕事の一環」はブラック企業
この言葉を使い、仕事を休むことに対して否定的な雰囲気がある職場はブラック企業だと言えます。
本来、仕事なんて体調が悪ければ休んで良いものです。
それなのに安易に休めないような雰囲気がある会社は間違っていると言えます。
ここでは詳しく解説していきます。
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体調管理なんて不可能
そもそも体調管理なんて不可能です。
確かに、寝不足や二日酔いといった自分自身でコントロールできる範囲であればその通りですが、発熱や腹痛といった症状を管理するなんてことは人間にはできません。
誰だって体調は良くありたいと思うものです。
にも関わらず体調が悪くなってしまうのは、人間である以上仕方の無いことです。
それをコントロール・管理することは誰にも不可能だと断言できます。
人員配置が疎かなだけ
「体調管理も仕事の一環だ」なんて雰囲気がある職場は、人員の配置が疎かなだけだといえます。
人件費を抑えたいために最小限の人材しか配置しておらず、結果として一人二人休んだだけで仕事が回らなくなっています。
それは会社側の責任であり、人件費を抑えることのリスクです。
そのリスクを取りたくないがために、従業員を酷使しているのは完全にブラック企業です。
簡単には休めない雰囲気を作っているのは、休まれたら困るからであり、この意味不明な風潮を作り出しています。
自分も休んでいる
「具合が悪くなるのは体調管理が出来ていないからだ」なんて豪語する人間ほど、自分は少し体調が悪くなっただけで仕事を休むケースが多いです。
人には厳しく問い詰めるくせに、自分にはとことん甘いタイプの人間です。
こういった人間が上の立場に立つと、労働環境がどんどん悪くなり、最終的にはブラック企業と言われるレベルにまでなっていきます。
「しっかり体調管理しろ」「体調不良で欠勤するのは社会人として失格」なんて言われても無視しましょう。
そういう言葉を使う人間ほど、自分には甘く適当な理由で休んでいるものです。
最後に
今回は、「体調管理も仕事の一環」なんて言葉を使う人間が居たり、そういった雰囲気のある職場はブラック企業である理由について解説しました。
人間である以上、自分の体調を完璧に管理することなんて絶対に不可能です。
また、体調が悪いために仕事を休むのは普通のことであり、それを責め立てるのは間違っていると断言できます。
簡単に仕事を休むな、なんて事を言われても無視するべきです。
もし出社を強要されるようなことがあれば、人事等の社内窓口か場合によっては外部の相談窓口に話してみることをお勧めします。