「できない理由よりできる方法を考えろ」と無茶ぶりをする上司はいる意味が無い

「できない理由よりできる方法を考えろ」と無茶ぶりをする上司はいる意味が無い

「できない理由よりできる方法を考えろ」このような事を上司から言われたことがある人は多いのではないでしょうか?

この言葉自体は間違っていませんし、仕事をする上で「できる方法」を考える事はとても大切な事です。

しかし、世の中には部下に無理難題を押し付けたり、無茶ぶりをした上で「できない理由よりできる方法を考えろ」などと説教をする人間が存在します。

一見正論を言っているように見えて、実はただ部下に面倒事を丸投げしているだけの上司は部下にとって非常に迷惑な人間だと言えます。

今回は、「できない理由よりできる方法を考えろ」という言葉を利用し、無茶ぶりをする上司は非常に迷惑な存在であり、会社にいる意味が無い理由を解説します。


「できない理由よりできる方法を考えろ」と言う上司が迷惑な理由

先にも書きましたが、できない理由を探すよりもできる方法を考える事自体は間違っていません。

しかし、上司が部下にどう考えても無理な要求をした上でこの言葉を使って説教をするのは、理不尽な要求を正当化しようとしているだけであり、間違った行為です。

そんな事をする上司は部下にとって迷惑な存在だと言えます。

それでは、無理難題を押し付けておいて「できない理由よりできる方法を考えろ」と説教をする上司が迷惑であり、いる意味が無い理由を見ていきましょう。


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正論を言っているようで無茶ぶりをしているだけ

部下に対して過酷なノルマや厳しすぎる納期を押し付けた上で、「できない理由よりできる方法を考えろ」などと説教をする上司は、一見正しい事を言っているように見えますが、実はただ無茶ぶりをしてそれを正当化しているに過ぎません。

そもそも設定したノルマや納期がおかしい事を棚に上げて「できる方法を考えろ!」と叱るのは、部下に面倒事を丸投げしていたり責任転嫁しているとも言えます。

そんな事しかしない上司は会社に居る意味がありません。


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経営者や上司の尻拭いをさせられている

経営者や管理職の人間が一般社員に対してこの手の言葉を使って説教をするのは、会社や上司の尻拭いをさせる為であるケースが多いです。

仕事をする上で「できない理由」は、人手が足りなかったり予算が無かったり等、会社側に原因があることがほとんどです。

後述しますが、会社側に原因があるなら「できる方法」を考えるべきなのは経営者や管理職など会社側の人間です。

結局のところ、経営者や管理職の人間が部下に「できない理由よりできる方法を考えろ」と説教をするのは、自分たちのせいで「できない」状態になっていることの尻拭いを部下や一般社員にさせているだけだと言えます。


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そもそも「できる方法」を考えるのは上の人間の役目

そもそも、「できる方法」を考えるのは経営者や管理職など上の人間の仕事です。

何の役職もない一従業員にはできる方法を考える上で必要な情報や権限はありません。

それらを持っている上の人間が、「問題をどうやって解決するべきか」を考えるべきなのであって、「できない理由よりできる方法を考えろ」と下の人間に説教をするのは、自分達の仕事と責任を丸投げしているに過ぎません。

これが、この手の言葉を使って説教をする人間が部下にとって迷惑であり、いる意味が無い理由の一つです。


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最後に

今回は、無理難題を押し付けた上で「できない理由よりできる方法を考えろ」と説教をする上司が部下にとって迷惑な存在であり、いる意味が無い理由を解説しました。

この言葉自体は正論ですが、無茶ぶりをしてそれを正当化するためにこの言葉を利用するのはNGです。

また、本来自分がやるべきであることや持つべき責任を部下に丸投げする時にこの言葉を使う人間も存在します。

そのような人間は、一見正しい事を言っているように見えても、実際は理不尽な事をゴリ押ししようとしているだけなので、言われたことを鵜呑みにする必要はありません。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。