新人研修で怒ることしかしない会社は間違いなくブラック企業
新入社員として研修を受けると、時には叱られることもあります。
それ自体は普通のことですが、怒られてばかり、叱られてばかりの状態が続き自己否定しかしない企業は危険です。
これは教育を行う人間に問題があるケースもありますが、意図的にそういった研修を行っている場合もあります。
後者は間違いなくブラック企業だと言えます。
今回は、新人研修で怒ったり叱ったりしかしない会社はブラック企業だということについて解説します。
研修で怒ることしかしない理由
研修で怒ることしかしないのには様々な理由があります。
その理由・目的は「社員を洗脳すること」「辞められないよう仕向けるため」といったことが挙げられます。
何にせよ、新入社員に負担をかけ、精神的なダメージを与える研修のやり方は間違っています。
ここでは研修で叱り続ける理由を具体的に見ていきましょう。
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社員を洗脳するため
研修にてとにかく怒りまくる、叱ってばかりいるのは、社員を洗脳するためです。
ひたすら怒り続け、やる事なすこと全て否定することで「自分はダメな人間なんだ」「自分の考えは間違っているんだ」と思わせます。
そうすることで実務に就いた際、理不尽な扱いをしても「自分が悪い」「会社・上司が言っていることが正しい」と感じさせ、逆らえなくなります。
この様に、会社や上司にとって都合の良い人材に洗脳する目的で、とにかく叱り続けます。
退職できないと思い込ませるため
ブラック企業はとにかく労働環境が悪いため、退職者が大勢でます。
そうなると人材確保に費用がかかり、会社にとってマイナスになってしまいます。
それを防ぐため、研修で簡単には辞めない人材に仕上げます。
ひたすら怒られ続けた新人は自信が無くなり、「他社に転職できない」「転職しても通用しない」と考えるようになります。
「この会社を辞めたら終わりだ」と思い込ませることによって、辞めるという思考を奪います。
これが、このような悪質な研修を行う目的の一つです。
良い会社だと思わせるため
研修で怒るようなことしかしない人間は、「お前のためにやっているんだ」「俺もこんなことをしたくないがお前が成長するために我慢してやっている」といった事を言います。
怒られ続け精神的なダメージが蓄積したタイミングでこの様な事を言われると、「本当に自分のためにやってくれているのではないか?」と勘違いしてしまいます。
傍から見ると間違いなくブラック企業だとしても、疲れ果てて正常な判断が下せない人間にとっては良い会社に見えてくるでしょう。
怒り続ける会社は間違いなくブラック企業
この様な悪質な研修を行う会社は、間違いなくブラック企業です。普通の会社であれば、新人の良い所を見つけ褒める事で自信を付けるような研修を行います。
それとは真逆に叱り続けることで新人を洗脳・思考停止させるような会社は悪質だと言えます。
精神的なダメージを負わせるようなことを平然と行うことは許されることではありません。
それでもし病気になったとしても、ブラック企業は責任を持つことはしないでしょう。
万が一この様な新人研修を行う企業に入社してしまった場合、すぐに退職する事をお勧めします。
そもそもそんな会社に長く勤め上げることは不可能ですし、若いうちの貴重な時間を無駄にしてしまいます。
それよりは、一刻も早く退職し、もっとまともな会社を探したほうがいいと言えます。