前職から退職後にしつこく電話がかかってきた場合は無視しても良い
会社を辞めた後、前の職場から連絡が来たという経験をしたことがある方は多いです。
離職票の発行や健康保険などの事務的な連絡ならいいですが、業務に関する質問などのやり取りは面倒に感じるでしょう。
それも1、2回程度であればまだ我慢できますが、あまりにもしつこく電話がかかってきて困っている方もいると思います。
これに一々対応しなければいけないのでしょうか?答えはNOです。
今回は、退職後に前職からしつこく電話がかかってきた場合、無視しても問題ない理由を解説します。
そもそも何故退職後に連絡が来るのか?
退職した後に前の会社から連絡が来るのには理由があります。
1つは事務手続き上の連絡です。離職票の発行や年金や各種社会保険、住民税などの手続きでどうしても確認したい、伝えなければならないことがあって仕方なく電話やメールが来るケースがこれです。
もう一つの理由は、引継ぎ不足や業務上の確認です。引継ぎに漏れがあったため、聞いておきたいことがあったり業務上でトラブルが発生し、助けて欲しいといった理由も考えられます。
これには対応したところで何も得がありません。
関連記事:退職前後に発生する手続き解説
前職からの電話は無視して良い理由
基本的に、退職手続きが終わって正式に退職した後の連絡は無視しても問題ありません。
ただし、退職直後や1度目の連絡であれば、事務手続きに必要な連絡であったり私物の忘れ物があったというような連絡の可能性もあるので応じたほうが良いです。
それ以降、しつこく電話がかかってきたら無視してしまいましょう。
ここでは連絡を無視して良い理由を解説します。
対応する義務が無い
引継ぎをして辞めたにも関わらず、何度も何度も業務に関する連絡が電話やメールで来ることは割とよくあることです。
善意で対応してあげることは良いと思いますが、あくまで善意です。
これに対応しなければならない義務は存在しません。
そもそも退職したということは、雇用契約が解消されているということです。
特に契約がある訳でも無いのに、退職後の電話へ対応する必要はありません。
また、退職後なら業務への質問へ回答したところで、賃金が支払われることはありません。
完全に時間の無駄でありタダ働きです。
際限なく連絡が来るようになる
何度も電話がかかってきて、それに毎回丁寧に答えていると、際限なく永遠に連絡が来るハメになります。
普通であれば職場に残っている従業員が解決するべきことでも、「あいつに聞けば答えてくれるだろう」と甘えた考えをするようになります。
そうなると、自分自身には何も得が無いどころか、転職先の仕事にも影響が出る可能性もあります。
もう辞めた会社へ尽くしても意味がありません。
連絡が来ても答えない、これ以上電話されても対応しない、自分達で解決しろときっちり伝えることも大切です。
対応するとストレスが溜まる
退職したという事は、何かしら前の会社へ不満があったということです。
その会社とやり取りをすると嫌な記憶が蘇ったりイライラしたりとストレスが溜まることになります。
また、パワハラや人間関係が原因で辞めたのなら尚更でしょう。
義務も無いのに一々対応しても時間の無駄です。
それでストレスを溜めるよりは無視したほうがいいと言えます。
最後に
今回は、退職後に前職からしつこく電話がかかってきた場合、無視しても良い理由について解説しました。
賃金が発生している在職中ならまだしも、既に雇用契約が無くなっている退職後に連絡に応じる必要はありません。
それに大人しく答えているとどんどん付け上がることも考えられますし、何より無駄なストレスが溜まります。
あまりにもしつこく電話がかかってきたら、はっきりと迷惑だと伝えましょう。