転職の面接で給料や待遇の事を質問しても大丈夫?

転職の面接で給料や待遇の事を質問しても大丈夫?

公開日 2022年2月21日 最終更新日 2022年3月18日

「給料が低い」「待遇が悪い」など、お金の面が原因で退職する人間が最も多いです。

それだけお金を重要視している人間が多いにも関わらず、選考の際にその部分の質問はタブーだという意見があります。

「面接官に対して失礼だ」「給料のことしか考えていないのか」などと言われたりしますが、そんな事はありません。

私も人事担当として採用活動を行っていましたが、むしろお金の面に関して気になることがあれば真っ先に質問して欲しいと考えていました。

今回は、転職の面接において給料や待遇の事を聞いても大丈夫な理由を解説します。





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面接で給料の質問をしていい理由

何故か転職の面接で給料や待遇の質問はNG、タブー、失礼などという風潮がありますが、それはデタラメです。

面接官の立場で考えると、むしろ採用前、入社前に積極的に聞いて欲しい最重要項目です。

むしろ勘違いしたまま入社直前で揉めるのが一番困ります。

ここでは給料や待遇面の質問をしてもいい理由を見ていきましょう。


関連記事:労働条件通知書とは?内定が出たら必ず貰うべき理由

入社時に揉める方が困る

年収や福利厚生などの認識が人事と応募者でお互い異なったまま内定、入社手続きと進め、入社直前になってから「思っていたのと違っていた」と揉めるのが人事担当として一番困ります。

入社に向けて備品やPCの手配、研修準備、配属の調整等を進めていたのに、辞退されると全てが台無しになります。

そうなるよりは、不明な点があれば面接で聞いて欲しいと考えます。

それを聞かれたからといって、失礼だとかやる気が無いなんて思いません。これが理由の一つです。


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早期退職を防ぐ

先にも書きましたが、給料や待遇面に不満があり退職する人間はかなり多いです。

募集内容を勘違いしていたり、納得がいかないまま入社してしまうと、早期退職の原因になります。

そうなると、企業側は採用や研修にかけた費用が無駄になりますし、本人は職歴に傷が付いてしまいます。

このように、早期退職となるとお互いにデメリットしかありません。

それを防ぐ為に、面接時に給料や待遇のことはしっかり質問するべきですし、質問したからといって不利にはならないので大丈夫です。


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聞いて不利になるなら入らないほうが良い

中には、「給料などのお金の面の質問をする人間はいらない」「金銭面よりやりがいを大切にしろ」という企業も存在します。

ですが、そんな企業に入社したいと思うでしょうか?

生活する上でお金は非常に大切ですし、それを軽視するような企業はブラック企業である可能性が高いです。

まともな待遇で人を集められないからやりがい搾取のような事をしようとしており、面接で聞かれると都合が悪いので、「質問したら不利になる」「タブーな質問だ」というような風潮を作ります。

そんな会社に入社してもろくなことにはなりません。

面接でお金の事を質問して不利になったり、印象が悪くなるような会社には落とされた方が良いと考えられます。

これも理由の一つです。


給料に関する質問の仕方とタイミング

給料に関して質問をしても大丈夫な理由を解説しました。

確かに質問をするのは問題ありませんが、聞き方やタイミングについては工夫する必要があります。

単に「給料いくらですか?」「賞与は何か月分ですか?」と聞くよりも、「家族を養っている立場上、念のため確認したいのですが~」といった言い方の方が角が立ちにくいです。

また、質問するタイミングは希望年収を聞かれた時や、面接の最後の逆質問の時が自然な流れになります。


最後に

今回は、転職の面接で年収や給料、待遇の質問をしても大丈夫な理由について解説しました。

その質問をするのは当然であり、全く失礼ではありません。

むしろ、入社直前や入社後に揉めるのが最も困ります。

そうなるよりは不明点は面接時にしっかり聞いて欲しいと人事は考えますし、お互いのためにもなります。

また、それを確認したからといって印象が悪くなるような企業には入らないほうがいいとも考えられます。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。