有給の翌日にお礼や謝罪をする風習は間違っている

有給の翌日にお礼や謝罪をする風習は間違っている

有給休暇で休んだ翌日、「お休みを頂きありがとうございました」と同僚にお礼を言う風習がある会社が存在します。

個別にお礼を言いに回ったり、朝礼で言わなければいけないという暗黙のルールがある場合もあります。

中には「昨日はご迷惑をおかけし申し訳ありません」と謝罪までさせられるようなケースもあります。

はっきり言いますが、この様な風習は異常です。


また、これがあることによって労働者同士足の引っ張り合いにまで発展しかねません。

確かに、当日になっての急な休みで迷惑をかけたならお礼や謝罪は必要ですが、元々予定していた休暇にまでそれをする必要はありません。

今回は、有給休暇で休んだ翌日にお礼を言わなければいけない風習が間違っている理由を解説します。


有給の翌日にお礼や謝罪が不要な理由

有給で休んだ次の日にお礼を言うとして、それが自主的なものであれば良いですが、言わなければいけない・強制で言わされるような風習がある会社は間違っています。

例えば、病気で当日急に休んだとしたら同僚に迷惑がかかるのでお礼を言うのはありです。

しかし、そうでなく予定として前々から周知している場合であれば別です。

また、過度にお礼を言ったり謝罪をするような職場では、「有給を取るのは悪」といった価値観になりかねません。

ここでは有給の翌日にお礼が不要な理由を解説します。


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有給消化はお互い様

そもそも、有給を消化して休むのはお互い様です。

突然休んでしまったなら別ですが、前から予定していたのであれば、急な対応で穴を空けたわけでもありません。

また、有給を取得する為に自分で業務を調整することで、同僚へ全く負担をかけていない場合だってあります。

それで一々お礼を言っていたらきりがありません。

これが翌日にお礼を言う風習が間違っている理由の一つです。


有給が取りにくくなる

休んだ翌日にお礼を言わされたり、謝罪させられるような風習があると、「有給で休むのは悪いことだ」といった雰囲気になりかねません。

結果、休みにくくなり消化率も下がる可能性があります。

お礼や謝罪を入れないことで、有給で休むのは当然・普通のことであり、特別なことでは無いといった認識を作り、休みやすくすることが大切です。


有給取得は当然の権利

有給を取得し仕事を休むのは労働者に与えられた当然の権利です。

それを使っただけで一々お礼や謝罪をするのは間違っています。

例えば、仕事をしたら毎月給料を貰うことも労働者として当然です。

それに対し毎月お礼を言うでしょうか?残業や休日出勤に関しても同様で、対価として残業代や各種手当てを貰ってもお礼を言わないでしょう。


企業には有給を取得させる義務がある

働き方改革により、企業には労働者に年間5日有給を取得させることを義務付けられました。

そう考えると、有給消化により人が足りなくなった場合の対処も企業側がするべきです。

もし人が足りなくなり同僚に迷惑がかかるのであれば、それは企業側の責任だとも言えます。

お礼を言ったり謝罪をするのは休んだ労働者ではなく、企業側が働いている従業員にするべきです。


最後に

今回は、有給で休んだ翌日に同僚へお礼や謝罪をしなければいけない風習が間違っている理由について解説しました。

自主的にするのであればいいですが、それを強制されたり暗黙のルールとなっているのはNGです。

そんな職場だと有給が取りにくくなりますし、労働者同士で足を引っ張り合うことにも繋がります。

有給で休むのは極当たり前のことです。

特別悪いことでは無いので、一々お礼を言わされたり謝罪をするのは間違っています。