「仕事が辛いのは甘えだ」と決めつけ話を聞かない会社はブラック企業だ
世の中には「仕事が辛い」と悩んでいる社員に「そんなのは甘えだ」「みんな我慢しているんだぞ」と説教をする風習がある企業が存在します。
はっきり言いますが、「仕事が辛い」と苦しんでいる社員に対して、ろくに話も聞かずに「甘え」と決めつける会社はまともな会社ではありません。
今回は、「仕事が辛いのは甘えだ」「みんな我慢しているんだぞ」と説教をする風習がある会社がブラック企業であることについて解説します。
「仕事が辛いのは甘えだ」と説教をする会社がブラック企業である理由
「ノルマがキツイ」「上司からパワハラをされている」「仕事が多過ぎて毎日残業をしている」等、仕事が辛いと感じるのには様々な原因があります。
それらを何も考慮せず、辛いとSOSを出している社員に対して「そんなのは甘えだ」と決めつけて説教をしたり、「みんな我慢しているんだから」と同調圧力を効かせて黙らせようとする会社はブラック企業です。
そんな会社は、労働環境の悪さを誤魔化す為であったり、パワハラを正当化する為に仕事が辛いのは甘えだと言い張っている可能性があります。
ここでは、そんな会社がブラック企業である理由を詳しく解説します。
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労働環境の悪さを誤魔化している
まず、「仕事が辛い」と言っている社員に対し、「そんなのは甘えだ!」と決めつけて説教をする風習がある会社は、労働環境の悪さを誤魔化そうとしている可能性があります。
膨大な量の仕事を押し付けられて長時間にも及ぶ残業をさせられたり、現実的ではないノルマを設定され精神的に追い詰められるような環境であれば、仕事が辛いと感じてしまうのは当たり前です。
当然ですが、それらは会社側に非があります。
「仕事が辛いのは甘えだ!」と社員に説教をするのは、そのような劣悪な労働環境を誤魔化そうとしているに過ぎません。
これが、「仕事が辛いのは甘えだ」と決めつける会社がブラック企業である理由の一つです。
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パワハラを正当化している
「仕事が辛いのは甘えだ」と説教をする風習がある会社は、労働環境の悪さを誤魔化そうとしているのと同様に、社内で行われているパワハラを正当化しようとしている可能性があります。
理不尽なパワハラをする上司が、被害者に対して「これくらい社会では普通だぞ」「それが辛いと思うのは甘えだ」などと言い、自身のパワハラを正当化します。
パワハラの被害者に対して、甘えだなんだと言って責め立てることが平然と行われている会社はまともではありません、ただのブラック企業です。
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状況を改善する気が全く無い
結局のところ、労働環境の悪さや上司によるパワハラが原因で「仕事が辛い」と言っている社員に「そんなのは甘えだ」と説教をする会社は、それらを改善する気がさらさらありません。
まっとうな主張をしている従業員を「お前は甘えている」と言って黙らせ、何も改善しないならそれは臭い物に蓋をしているだけだと言えます。
そんな会社に我慢して勤め続けたとしても、状況が良くなることはないので早めに転職活動をすることをお勧めします。
最後に
今回は、「仕事が辛いのは甘えだ」「みんな我慢している」と説教をする会社がブラック企業である理由を解説しました。
仕事が辛いと感じてしまうのは、労働環境が悪かったり上司からパワハラを受けていたりすることがほとんどです。
それらを「甘え」の一言で済ませようとする会社は、状況を改善する気が全く無い為、我慢し続けたとしても良い事はなにもありません。
それどころか、我慢すればするほどストレスが溜まりどんどん辛くなっていくので、早めに脱出することをお勧めします。