「中小企業はまったりしている」←これは絶対あり得ない理由
学生や大企業に勤めている方で「中小企業に就職・転職してまったり働きたい」と考えている人がたまにいます。
何故か中小企業に対して「まったりしている」というイメージを持っていたりしますが、はっきり言ってこれは間違いであり、むしろ真逆です。
この様なイメージで中小企業に入社してしまうとかなり辛い思いをすることになるので注意しましょう。
今回は、「中小企業はまったりしている」というのは絶対にありえない理由について解説します。
「中小企業はまったり」があり得ない理由
中小企業では、みんな和気あいあいとしていてゆっくり仕事をしているなんて考えている方がいますが、そんな中小企業は極稀です。
ほとんどの場合、まったり仕事をすることなんて不可能ですし、雰囲気はむしろ殺伐としています。
理由としては「経営に余裕が無い」「大企業に振り回される」などが挙げられます。
ここではその理由を具体的に解説します。
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経営に余裕が無い
多くの中小企業は、大企業と比べると経営に余裕がありません。
とにかくお金を稼ぐ必要があるため、社員には過酷なノルマや納期が課されますし、それを達成できない場合は酷く叱責されることになります。
また、一つのミスで経営が傾く可能性もあり、常に緊張感が漂っています。
このように、とてもではありませんがまったりしているとは言えないのが中小企業の実態です。
大企業に振り回される
中小企業の中には、大企業の下請けとして仕事をすることで成り立っている企業が結構あります。
そのような会社の場合、仕事を発注する側の大企業の都合に振り回されるなんてことはよくあります。
不合理な価格で安く買い叩かれた場合はそれを補てんする為に色々動かなければなりませんし、大企業の都合で納期を変更されてもそれに対応しなければなりません。
それを断って取引が無くなると下請けの中小企業にとっては致命的なので、嫌でも応じる必要があるでしょう。
このように、取引先の大企業に振り回されるのも、中小企業がまったりしているなんてあり得ない理由の一つです。
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1人で複数の業務を兼任する必要がある
中小企業では人件費の削減等により、常に人手不足に陥っているケースがあります。
大企業であれば複数の人間で分担して行う仕事でも、中小企業なら全て一人で行う必要があります。
場合によっては一人で複数の部署を兼任するなんてことも十分あり得ます。
そうなると、属人化と言われるような自分一人しか知らない仕事がどうしても発生してしまいます。
そのせいで、勤務中は勿論、休暇を取っていても会社から連絡が来るなんて事は頻繁に起こります。
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殺伐とした雰囲気の会社が多い
「小さな会社はみんな顔見知りだから和気あいあいとしている」なんてイメージを持っている方もいると思いますが、そんな会社は少数です。
先にも書きましたが、中小企業はとにかく様々な面で余裕が無いため、そこで働く社員にも体力的、精神的な余裕はありません。
常に高い成果を求められ、ちょっとしたミスで会社が傾くプレッシャーの元仕事をしている人間が多く、和気あいあいどころかむしろ殺伐とした雰囲気であることが多いです。
最後に
今回は、「中小企業はまったりしている」が絶対にあり得ない理由について解説しました。
基本的に1人で何でもこなす必要があり、大企業に振り回されがちなためとてもではありませんがまったり働くなんて不可能です。
「まったり仕事がしたい」などといった理由で中小企業に入ると後悔する可能性が高いです。
そういった働き方がしたいなら、むしろ大企業に入った方がまだ現実的だと言えます。
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社畜シンド
大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」、「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。-
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