客先常駐から自社開発の会社へ転職する方法

客先常駐から自社開発の会社へ転職する方法

日本には多くのIT企業があり、そこでプログラマーやSEとして働いている技術者も大勢います。

しかし、そのほとんどはSESと言われるような客先常駐型の働き方をしています。

若いうちならいいですが、ある程度の年齢になると客先常駐は辛くなってきます。

頻繁に現場が変わるので人間関係を構築するのが大変」「顧客に気を使うのに疲れた」「中々次の案件が決まらず社内待機しているのが嫌になる」なんていうのがよくある悩みでしょう。

そんな状況だと、SESではない自社開発をしている企業へ転職したいと考えるようになります。

ですが、自社開発の会社へ入るのは大変だという声も多いです。

今回は、客先常駐から自社開発を行っているIT企業へ転職する方法を解説します。


自社開発への転職は難しい?

先にも書きましたが、自社開発をしている企業へ転職するのは難しいと聞きますが、それは本当でしょうか?

答えは「YES」です。

正直、SES企業への転職は容易ですが、自社で開発をしている企業への転職難易度は高いです。原因の一つは、求人数が少ないことにあります。

日本のIT技術者は8割以上、SESで働いているというデータがあります。つまり、日本のIT企業はほとんど客先常駐型のビジネスを行っていると言えます。

また、スキルがマッチしにくいというのも転職が難しい理由の一つです。

自社で開発を行っている企業は、使用する言語やフレームワークがある程度決まっているケースが多いです。

自分のスキルがそれにマッチしていないと、採用されることはありません。

逆にSESの場合、持っているスキルに合わせて企業の営業が案件を探せばいいだけなので、簡単に入社することができます。

関連記事:転職先を選ぶポイントと注意点




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自社開発の企業へ転職する方法

自社開発の会社へ転職するのが困難だと記載しましたが、必ずしも不可能な訳ではありません。

うまく立ち回ることができれば転職することは十分に可能です。

ここではその方法を解説します。


需要の高いスキル・経験を身に付ける

今現在需要の高いスキルや、将来的に需要が見込めるスキルや経験を身に付けることが転職へ繋がります。

例えば、javaやPHPなどの言語を使用して開発する企業は多くあるのでそれらを身に付けられたら転職しやすくなります。

逆にCOBOLなど需要が減っている言語の経験を身に付けても意味がありません。

ですので、今SESで仕事をしているなら、需要の高いスキルが身に付く案件に携われるよう営業に相談しましょう。


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コネを作る

自社開発の企業へ転職するには、コネを作っておくことも大切です。

それがあれば、一般的に出回っている求人ではなく紹介という形で入社できるかもしれません。

その為に、エンジニアや経営者が集まる交流会に参加したり、SNSで積極的に繋がったりすることが重要だと言えます。


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求人を見極める

自社開発の企業へ転職するには、その企業の求人を見極めることが第一です。

間違ってSESの会社へ応募してしまったら目も当てられません。

ポイントとしては、求人に記載されている勤務地が関東全域のように大雑把だったり、プロジェクト先によるの様に書かれていたら十中八九SESです。

また、ハローワークの求人には要注意です。SESなのに自社開発だと偽って募集している企業がかなり多いです。

基本的に求人サイトかエージェントを使うようにしましょう。


とにかく数をこなす

先にも記載したように、自社開発を行っている企業は少ないため、求人自体少数です。

また、自分のスキルとマッチしない可能性もある為、とにかく数をこなす事が非常に重要です。

エージェントや転職サイトは複数登録し、多くの情報を入手しましょう。

その上で、気になった求人には片っ端から応募することも大切です。

求人数が少なく、倍率も高い為狙い撃ちのような事をしようとしてもうまくいきません。

とにかく行動することが客先常駐からの転職に繋がります。


最後に

今回は、客先常駐(SES)から自社開発の会社へ転職する方法について解説しました。

どうしても難易度が高いため、消極的に待っているだけではうまくいきません。

需要の高いスキルを身に付けたりコネを作ったりと、積極的に行動することが大切です。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。