メールでミスの指摘や叱責をする際、CCに大勢の社員を入れるのはパワハラ

メールでミスの指摘や叱責をする際、CCに大勢の社員を入れるのはパワハラ

メールを送る際、情報共有などの目的でCCを使うことがあると思います。

うまく使えば便利な機能ですが、これを悪用してパワハラを行うような人間も存在します。

具体的に言うと、仕事でのミスを指摘したり叱責するような内容のメールを、本人だけではなく無関係の同僚や役職者をCCに入れて送るようなケースです。

これは立派なパワハラであり、先輩や上司にやられているなら我慢せずどこかに相談するなり異動や転職で離れられるよう行動に移すべきです。

今回は、ミスの指摘や叱責のメールをCCに大勢の社員を入れて送るような行為がパワハラである件について解説します。


ミスの指摘や叱責のメールをCCでばら撒くのはパワハラ

部下に対して叱責するような内容のメールを送る際、CCに大勢の社員や役員を入れる人間がいますが、このような行為は立派なパワハラです。

送る本人は「情報共有の為だ」などと言い訳をするかもしれませんが、これは情報共有というよりはたださらし者にしているに過ぎません。

朝礼や会議など大勢の社員がいる前で怒鳴りつけるのと同じです。

ここでは、そのような行為がパワハラである理由を具体的に解説します。


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さらし者にしているだけである

CCに大勢の人間を入れ、色々な人が見れる状態で特定の人間を叱責するような行為はただその人間をさらし者にしているに過ぎません。

ミスの指摘や叱責をするなら、別にCCで大勢に知らしめる必要はありません、本人にだけ送れば済む話です。

わざわざ無関係の同僚が見れる状態で叱るのは、大勢の前で恥をかかせてやりたいという思惑があると考えられます。

こんなのは指導でも何でもありません、行き過ぎたパワハラだと言えます。


情報共有にしてもやり方が下手すぎる

CCに多くの同僚を入れてミスの指摘をする上司は、「情報共有の為だ」「同じミスが出ないよう周知する目的」などと言い訳をするかもしれません。

しかし、仮に本当にその目的でやっていたとしてもやり方が下手すぎます。

情報共有がしたいのであれば、ミスの内容やその対策などを記載した文書を別に作って周知すればいいだけです。

そうせずに、ミスをした本人への指摘・叱責メールをそのまま同僚にばら撒くのは本人への配慮の欠片も無い行為です。

そのような行為はパワハラだと言われても文句は言えないでしょう。


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CCに入れられた方も迷惑

さらし者にされた本人は勿論ですが、CCに入れられた同僚からしても、こんな内容のメールが送られてくるのは迷惑です。

自分の業務に関係の無いパワハラメールなんて邪魔以外の何物でもありません。

その上、それを読むだけで嫌な気分になりますし、場合によっては「次は自分がやられるかもしれない」と恐怖に感じるかもしれません。

結局のところ、CCに多くの社員を入れてメールを送るなんて行為は送る人間の自己満足であり、本人やCCに入れられた人間共に嫌な気持ちになるだけであって何の意味もありません。


関連記事:「体育会系だから」とパワハラを肯定する上司や会社が異常すぎる理由

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最後に

今回は、CCに大勢の社員を入れてミスの指摘・指導メールを送るのがパワハラである理由について解説しました。

これは、朝礼や会議の場で特定の人間を吊し上げるような行為と同様に、たださらし者にしているに過ぎません。

情報の共有が目的であったとしてももっと良いやり方はあります。

そうせずに、わざわざCCでパワハラメールをばら撒くのは、送った側の自己満足だと言えます。

そんなとんでもないパワハラをするような上司の下で働き続けるのは困難です。

早めに離れられるよう行動に移しましょう。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。