「営業職は残業代が出ないのは当たり前」は嘘！ブラック企業の詭弁だ

世の中には、「営業職は残業代が出ないのは当たり前だよ？」などと言い、残業代を支払わない会社が存在します。

また、そのような会社は「契約を取れば歩合で残業代より稼げるぞ」「外回りだと終業時間が正確に把握できないから残業代は出せない」「お前はノルマを達成していないだろ？」といったように、サービス残業をさせる言い訳をしますが、騙されてはいけません。

はっきり言いますが、営業職だからといって残業代が出ないのは当たり前ではないですし、そのようなことを吹き込み無給で働かせようとする会社はブラック企業です。

今回は、「営業職は残業代が出ないのは当たり前」は嘘であり、そんな主張はブラック企業の詭弁であることについて解説します。

「営業職は残業代が出ないのは当たり前」は嘘である理由

ブラック企業では、社長や幹部、上司から「営業職は残業代が出ないのは当たり前だよ」などと言われたりしますが、それは嘘なので真に受けてはいけません。

そもそも「営業職だから」という理由で残業代を払わなくていいなんてことはありませんし、しっかり残業代を払っているまともな会社は多く存在します。

また、その理屈がまかり通るなら営業職の人間ならいくらでも無給で働かせていいことになってしまいます。

そんな事は絶対にあり得ません。

それでは、「営業職は残業代が出ないのは当たり前」が嘘である理由を見ていきましょう。


関連記事：残業代が出ないなら残業する必要は無い、定時でさっさと帰るべき理由

「営業職だから」という理由で残業代を払わないのはおかしい

まず、先にも書きましたが「営業職だから」という理由で残業代を払わなくてもいいなどという決まりはありません。

外回りの仕事であっても、時間外労働をしたなら残業代を貰う権利はあります。

この手の事を言うブラック企業は、「営業職＝残業代が出ない」というイメージを植え付け、それを正当化しようとしているだけなので真に受けないようにしましょう。

まともな会社はちゃんと支給している

ブラック企業は、「営業職は残業代が出ないのは当たり前だよ」「外回りなんだから残業代が付かないのは普通」などと言いますが、それは完全に嘘です。

まともな会社は営業職の人間に対してもしっかり残業代を支給しています。

ただ、それは「みなし残業制」や「固定残業代制」という労働者にとってあまり好ましくない形であることが多いですが、それでも残業代が支払われていることに変わりありません。

それすらなく、完全に無給で残業をさせようとする会社はブラック企業なので、そんな会社の主張を真に受けるのは危険だと言えます。

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「営業職は残業代が出ないのは当たり前」はただの言い訳

ブラック企業は、営業職の人間に残業代を支給しない際に「成果を出せば歩合で残業代を貰うより稼げるぞ」「外回りだと終業時間が把握できないから残業代は払えない」「ノルマを達成していないのに残業代を貰うのはおかしいだろ？」などと言いますが、それらは全て言い訳なので鵜呑みにするのは危険です。

歩合があることと残業代を払わないことには何の関係もありませんし、終業時間が把握できないならみなし残業や固定残業代制にするべきです。

また、ノルマを達成していないからといって無給で残業をさせていいわけではありません。

結局のところ、残業代を支払いたくないが為に適当な理屈をこねているだけです。


関連記事：能力不足を理由にサービス残業をさせる会社はブラック企業だ

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最後に

今回は、「営業職は残業代が出ないのは当たり前」が嘘である理由について解説しました。

「営業職だから」という理由でサービス残業をさせてもいいなら、その気になれば月に何百時間でも無給で働かせることができてしまいます。

また、まともな会社はどんな形であれ営業の人間にも残業代を支給しています。

結局のところ、「営業職は残業代が出ないのは当たり前」はブラック企業の詭弁なので真に受けないようにしましょう。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」、「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。