「お前は責任取れるのか!?」と部下を叱る上司はろくでもない管理職だ

「お前は責任取れるのか!?」と部下を叱る上司はろくでもない管理職だ

部下に「意見を言え」「提案をしろ」と言いつつ、いざ提案されると「お前は責任取れるのか!?」といった説教をする管理職の人間は結構います。

実際、上司からそのような説教をされた経験がある方は多いのではないでしょうか?

そんな事をする上司は、自分では何も決定しない上に、発生する可能性のあるリスクに対する責任を全て部下に押し付ける最悪な存在です。

今回は、「お前は責任取れるのか!?」と部下を叱る上司はろくでもない管理職であることについて解説します。


「お前は責任取れるのか!?」という上司がろくでもない管理職である理由

意見や提案をした部下を「お前は責任取れるのか!?」と捲し立てるように叱る上司は管理職として失格であり、ろくでもない上司です。

そのような人間は部下にとって害悪以外の何者でもなく、最悪な上司だと言えます。

理由としては「部下に責任を押し付けている」「やる気を喪失させている」などが挙げられます。

ここではその理由を詳しく解説します。


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部下に責任を押し付けて成果が出たら横取りする

そもそも、自分の裁量に応じて仕事の進め方等を決定し、それに対して責任を持つべきなのは管理職である上司自身です。

ですので、部下に対して「お前は責任取れるのか!?」と説教をする事自体がおかしいんです。

また、決定権を持っている訳ですから、気に入らない提案ならただ却下すればいいだけです。

却下する訳でもなく、「お前は責任取れるのか!?」などと言うのは、失敗した場合の責任を全て部下に押し付ける前提で提案を承認し、うまく成功すれば自分の手柄にしようという魂胆があるからです。

結局のところ、この手の人間は「ノーリスクで手柄だけ手に入れよう」という汚い事を考えています。

そんな卑怯な事をする人間は管理職としてふさわしくありません。


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責任を取れないのが分かっていて言っている

「お前は責任取れるのか!?」などと言う上司は、部下は責任を取ることができないのが分かっていてそんな事を言っている場合がほとんどです。

何の権限もない一般社員である部下は、仮に失敗をしても責任の取りようがありません。

最初からそれが分かっていて「責任取れるんだろうな?」と捲し立てるように叱るのは、無理難題を押し付けるパワハラと同じです。

そんな事ばかりする上司は管理職として失格です。


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やる気を喪失させるだけ

「お前は責任取れるのか!?」などといった説教をする管理職の人間は、部下のやる気を喪失させているだけであり、部下や会社にとって何のプラスにもなりません。

新しい意見や提案をしても、「お前は責任取れるのか!?」と否定的なことばかり言われるようであれば、「だったら何も言わない方がマシだ」と考え、意見や提案をしなくなるのは当たり前です。

結局のところ、この手の説教をする上司は部下の成長を止めるだけでなく、組織全体の成長の妨げにもなるので、そんな人間はろくでもない管理職だと言えます。


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最後に

今回は、「お前は責任取れるのか!?」と部下を叱る上司はろくでもない管理職である理由を解説しました。

そもそも、仕事に関する決定をし、それに対して責任を持つのが上司の役目です。

自分では何も決定をせず、結果に対しての責任を部下に負わせようとするのは、ただ自分の責任を部下に押し付けているに過ぎません。

その上、うまく成果が出た場合はそれを横取りしようとすることさえあります。

何にせよ、この手の叱り方をする上司は部下のやる気を喪失させ、組織全体の成長を阻害するろくでもない人間です。

もし、自分の上司が「お前は責任取れるのか!?」などと言うような人間なら、まともに相手をせず、さっさと離れられるよう異動や転職の準備をすることをお勧めします。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。