人によって態度を変えるパワハラ上司が部下にとって害悪である理由
人によって態度を変える上司に悩まされている方は結構多いのではないでしょうか?
ある人間には優しく接しミスをしても寛容な態度を取る反面、別の人間には常に高圧的な接し方ばかりする上司がいると、仕事にも悪い影響が出ます。
自分が優しく接して貰える側ならいいですが、厳しくパワハラまがいな事をされる側なら大問題です。
今回は、人によって態度を変えるパワハラ上司が部下にとって害悪である理由について解説します。
人によって態度を変える上司が害悪である理由
人によって態度を変える上司は、「何をしたか」ではなく「誰がやったか」が物事の判断基準になっています。
そのような上司は部下にとって害悪以外の何物でもありません。
理由としては「管理職の役割を果たせていない」「客観的に評価をされない」などが挙げられます。
ここではその理由を具体的に解説します。
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管理職の役割を果たせていない
まず、人によって態度を変えるような上司は管理職としての役割を果たせていません。
部下に対して適切な指示・指導を行い成果を出させるのが上司の仕事です。
そこに個人的な感情や好き嫌いを持ち込むべきではありません。
露骨に態度を変えられると部下は不公平感をいだきますし、それが原因でパフォーマンスが下がるようであれば部下にとって害悪な上司だと言えます。
客観的に評価されない
普段から人によって態度を変えるようなパワハラ上司は、人事評価に関しても個人的な感情を反映させている可能性があります。
気に入っている部下には特別甘く評価し、逆に気に入らない部下には物凄く厳しく評価をするようであれば、それはあまりにも不公平です。
このように、客観的な評価をされないことも、このタイプの上司が害悪である理由の一つです。
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仕事の振り方も不平等である
この手の上司は、仕事の振り方に関しても不平等であると考えられます。
自分が嫌っている、気に入らない部下に誰もやりたがらないような面倒な仕事を大量に押し付けたり、自分好みの部下へは楽な仕事ばかり振っているかもしれません。
更に酷い場合、簡単に成果の出る仕事を気に入っている部下に割り振ることでその部下は良い成績を残すことができ、逆に成果の見込めない仕事を気に入らない部下に押し付ける事で失敗を誘発し、会社からの評価を下げるなんてケースもある為、非常に悪質だと言えます。
自分だけ叱られてストレスが溜まる
人によって態度を変えるような上司の下で働くと、とてもストレスが溜まります。
このような上司は、同じミスをしても特定の人間がしたなら全く叱ることをせず、別の人間がやった場合は激しく叱りつけるなんてことを平然と行います。
結局、「何をしたか」ではなく「誰がやったか」でしか物事を考えていない為、嫌われている側になってしまったら何をしても常に叱られるような状態になってしまいます。
そんなのはただのパワハラであり、部下からすると堪ったものではありません。
最後に
今回は、人によって態度を変えるパワハラ上司が部下にとって害悪である理由を解説しました。
このタイプの上司は仕事の割り振りに関しても不平等であり、特定の人間に成果の見込めない困難な仕事を大量に押し付けることを平然と行います。
そのターゲットになった人間は、仕事量が多く大変な上に成果も出ず、会社からの評価も下がるので最悪な状況に追い込まれます。
また、全てに関して不公平なため、ストレスが溜まりますし不満もどんどん増えていきます。
そんな上司の下で働き続けても、何も良い事はありません。
さっさと異動か転職をすることをお勧めします。