「会社は学校じゃない」と叱るのはろくな上司ではないしパワハラの可能性有
新卒で入社した新入社員に対し「会社は学校じゃない」という言葉を使い説教をする人間が存在します。
この言葉には「給料を貰うんだから利益を出せ」「教えられるのを待っていないで自主的に聞きに来い」などという意図があります。
言いたいことは分からなくもないですが、この言葉を使って叱りつけるような人間はろくな上司ではありません。
また、場合によってはパワハラに当たる可能性もあります。
今回は、「会社は学校じゃないんだぞ」なんて叱り方をするのはろくな上司ではない理由について解説します。
「会社は学校じゃない」と説教をする上司がろくな人間ではない理由
「会社は学校じゃないんだよ!」などと新入社員に説教をする人間は、まともな上司ではない事が多いです。
この言葉を使う人間は、自分の仕事(教育)を放棄していたり、単に社会人経験が短い若手にマウントを取りたいだけであるケースが非常に多いです。
また、説教をするにしても言葉を選ぶべきですし、「学校じゃない」なんて叱り方をしても相手の自尊心を傷つけるだけであってマイナスにしかなりません。
ここでは、そんな叱り方をする人間がろくな上司ではない上に、場合によってはパワハラになる理由を詳しく解説します。
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自分の仕事(教育)を放棄している
「会社は学校じゃない!」という叱り方をする上司は、「部下を教育する」という自分の仕事を放棄していることがあります。
本来、上司には部下を成長させるために指導・教育をする役目があります。
それを「学校じゃないんだから自分で考えろ」「指示をされるのを待たず自分で動け」などと言って、自分がやるべき指導・教育をせず部下を放置します。
要は、「会社は学校じゃない」という言葉を、自分のやるべき事をしない言い訳に使っているだけです。
まともに教育をしないのはただのパワハラであって、そんな事をする人間はろくな上司ではありません。
むしろ学校よりも丁寧に教育するべき
そもそも、会社における新入社員教育は、学校が学生に行う教育よりも丁寧に行うべきです。
会社は社員に対し「給料」を支払っています。
それは社員を雇う会社の義務ですし、成果の有無や大小にかかわらず必ず払う必要があります。
「成果を挙げていないから給料を払わない」なんてことは出来ない為、給料を払うことによって赤字になることもあります。
そうならないよう、新入社員をしっかり利益を出せる社員へ成長させるために、じっくり丁寧に教育することが重要です。
つまり、「会社は学校じゃない」などと言ってろくに仕事を教えない上司は、会社に対してマイナスになる可能性がある事をしていると言えます。
ただマウントを取りたいだけ
自分よりも下の人間、社会人経験が短い人間に対してマウントを取りたいが為に「会社は学校じゃないんだよ」なんて事をいう人間は結構多いです。
「お前は全然ダメだ」「俺の方が社会を分かっている」と自分が気持ち良くなるために意識の高い説教をします。
そんな事をする人間は、精神的に幼い人間なのでまともに取り合う必要はありません。
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最後に
今回は、「会社は学校じゃない」と叱るのはろくな上司ではなく、場合によってはパワハラに当たる可能性があることについて解説しました。
そもそも、会社としては新入社員が利益を出せる人間に成長してもらわないと困る為、むしろ学校よりも丁寧に教育をするべきです。
それを「会社は学校じゃない」とドヤ顔で説教をし、まともに教育をしないのはただマウントを取りたいだけのダメな上司だと言えます。
また、仮に説教をするにしても言葉を選ぶべきですし、わざわざモチベーションが下がったり自尊心が傷つくような言い方をするべきではありません。
そのような上司に何を言われても気にする必要はないです、適当に聞き流しましょう。