「みんな言っているよ?」という言葉で責める上司はたちが悪い

「みんな言っているよ?」という言葉で責める上司はたちが悪い

部下を叱ったり指導する際、「みんな言っているよ」という言葉を使う上司が世の中には存在します。

叱られる側の部下からすると、自分の至らない点やダメな点を「みんな」が困っているというニュアンスで指摘されるため、かなり強い精神的なショックを受けることになります。

結論から先に言うと、「みんな言ってるよ?」などといった言葉で部下を叱責する上司はとても悪質であり、そんな上司から言われたことでいちいち落ち込む必要はありません。

今回は、「みんな言っているよ?」という言葉で責める上司が悪質な理由を解説します。


「みんな言っているよ?」と言う上司が悪質である理由

仮に部下に至らない点があったとしても、シンプルにそれを指摘して改善する方法を考えればいいだけであり、わざわざ「みんな」という言葉を使う必要はありません。

そんなフレーズを使って部下を責める時点で、その上司はたちが悪い人間だと言えます。

理由としては「一方的に責めたいと思っている」「無責任な人間が使う言葉である」などが挙げられます。

ここでは、その理由を詳しく解説します。


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一方的に責めたいと思っている

わざわざ「みんな」という言葉を使って部下を責める上司には、「一方的に責めたい」という意図があります。

自分(上司本人)だけでなく「みんな」がそう思っている、「みんな」が困っていると言われてしまうと、仮に上司の指摘がどんなに的外れでおかしな内容だったとしても反論しづらくなりますし、「おかしいのは自分なのでは…」と思うようになり、何も言えなくなります。

このように、とりあえず「みんな」というワードを使っておけば一方的に責める事ができてしまうのが、「みんな言っているよ?」と部下を責める上司が悪質な理由の一つです。


無責任な人間が使う言葉である

「みんな言っているよ?」というワードで部下を責める上司は、無責任な人間であるケースが多いです。

この手の言葉を使う人間は、あくまで「自分が指摘しているのではなく、みんなが指摘している」と言い張ることで、仮にその指摘が間違っていたとしても、自分の責任ではなくみんなの責任だという事にしようという魂胆があります。

結局のところ、「部下を責めたいけどそれで問題が発生しても責任はとりたくない」などと無責任な事を考えているだけなので、そんな人間に何を言われても気にする必要はありません。


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そもそも本当に「みんな」が言っているケースは少ない

そもそも、本当に「みんな」が言っているというケースはそこまで多くはありません。

多くの場合、その上司と仲の良い取り巻き数人が適当な事を言っているだけです。

また、そうでなくても、上司から同調圧力を効かされたり目を付けられるのを恐れていたりするために、本当はそう思っていなくても上司の意見に同意せざるを得ないという人も多く存在します。

このように、「みんなが言っている」といっても、本当に「みんな」という大勢の人間が言っているわけではないのも、この手の上司が悪質な理由の一つです。


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最後に

今回は、「みんな言っているよ?」というフレーズで特定の部下を責める上司が悪質な理由を解説しました。

このような言葉を使う人間は、「みんな」という架空の存在を盾にして自分の意見を押し通したり、反論をされるのを防いだりしたいという魂胆があります。

また、「自分一人の意見」ではなく「みんなの意見」だと言い張る事で、仮にその指摘が間違っていたり、それが原因で問題が発生したとしても「自分一人の責任ではない」と責任逃れをしようとしている場合もあります。

結局のところ、ただ自分に都合の良いように「みんな」という言葉を使っているだけなので、そんな人間に言われたことで落ち込む必要はないと言えます。 

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。