ランチミーティングは逆効果?嫌いな社員が大多数

公開日 2021年6月16日 最終更新日 2021年11月20日
お昼にランチを食べながら打ち合わせや意見交換を行なうランチミーティング。
普段の会議とは異なり、フランクな雰囲気で気軽に意見を出すことができることから導入している企業は多くあります。
しかし、このランチミーティングですが、実はあまり効果はありません。
お昼ごはんを食べながら行なうことからリラックスし、通常の会議では出ないような意見やアイディアを共有することを目的としていますが、現実はそううまくいきません。
今回はランチミーティングが逆効果な理由とデメリットについて解説していきます。
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そもそもランチミーティングとは
ランチミーティングとは、お昼の時間を利用して、飲食店や休憩スペースでランチを食べながら行なう会議の事をいいます。
会議室で行なう通常の会議は、意見を出しにくい雰囲気になりがちであり、時間が長引くにつれて空気が悪くなる傾向があります。
それに対してランチミーティングは和やかな雰囲気でリラックスできることから意外な意見やアイディアがでる可能性があります。
また、働き方改革により残業がしにくい為、昼の時間を有効活用しようといった会社側の考えもあります。
関連記事:ノー残業デーとは?そもそもおかしい理由
ランチミーティングが逆効果な理由とデメリット

一見有効な取り組みに見えますが、なぜランチミーティングが逆効果なのでしょうか?これは、社員のモチベーション低下に繋がることが最大の理由です。
男女共に、8割近くの人間がランチミーティングが嫌いだと答えたアンケートがあります。
「お昼の時間はゆっくりしたい」「昼ごはんを食べながら仕事の事を考えたくない」「休憩中は1人になりたい」など理由は様々ですが、多くの社員はランチミーティングを望んでいません。
これでは「リラックスしながら行なうので柔軟な意見や意外なアイディアが出る」といった本来の目的を果たすことができません。
また、本来リラックスできるはずのランチタイムを打ち合わせの時間にされるというのは苦痛に感じる人間が多いでしょう。これでは通常の業務に影響が出かねません。
そして、一番重要なのが、下手をすると「労働基準法に反してしまう可能性」があるということです。
休憩時間は労働者が自由に利用できる時間である必要があります。
ですのでランチミーティングへの参加を強制したり、自由に離脱できなかったりするとそれは休憩時間ではなく、業務時間だと判断される可能性があります。
その場合、別途休憩時間を与える必要があり、それが無いのであれば労働基準法に反しているとされるかもしれません。
この様に、ランチミーティングはメリットよりもデメリットが多く、開催しないほうが良いと考えられます。
社員としても嫌いなランチミーティングに強制参加させられると退職したいという感情になりかねません。
最後に
今回はランチミーティングが逆効果な理由とデメリットについて解説しました。
大多数の社員が嫌いだと言っている以上、無理に開催するとモチベーションの低下に繋がるだけでなく、休憩時間が無くなる事により普段の仕事の成果にも悪影響があります。
また、場合によっては労働基準法に反してしまう可能性もあり、大きなリスクがあります。
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