休業ってどんな制度?給料はどうなる?

休業ってどんな制度?給料はどうなる?

公開日 2021年5月23日 最終更新日 2021年9月25日

休業」という言葉をご存知でしょうか。

普段、社会人として働き給料を貰って生活していたとしても、様々な理由で休業せざるを得ない状況になるかもしれません。これは誰しもあり得る話です。

その時になって急に調べるよりも、事前に知っておいたほうが良いでしょう。なにせ生活に直結することです。

そこで今回は、「休業」とはどんな制度なのか?休業中の給料はどうなるのかについて解説していきます。


休業ってどんな制度?

休業とは、労働者に働く意思があるにも関わらず、何らかの事情で働くことが出来ず、仕事をしない状態の事をいいます。

会社と労働者の間の雇用契約は継続されるので解雇や退職とは異なります。

また、休業には会社の都合によるものと、労働者自身の都合によるものに分けられます。

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会社都合による休業

労働者ではなく、会社側の都合によって休業せざるを得ないケースがこれに当たります。

例としては、「工場の機械の故障や点検で稼動できない」「企業の経営悪化」「災害によって停電が続いている」などが挙げられます。


労働者の都合による休業

会社側ではなく、労働者側に何かしらの事情があって休業するケース。

例としては「産前産後の休業」、「介護休業」「育児休業」などが挙げられます。

これらの休業は労働基準法によって定められているものになります。


休業中の給料はどうなる?

休業中に給料が支払われるかどうかは、「会社都合による休業」なのか「労働者の都合による休業」なのかによって異なります。

また、どちらのケースでも雇用契約は継続している為、健康保険や厚生年金等の社会保険料は支払わなければなりません。


会社都合の休業における給料

会社都合による休業の場合、平均賃金の6割以上の休業手当が支払われます

ですので、普段の給料よりは下がりますが、一応支払われるということです。これは労働基準法によって定められている事項です。

ただし、台風などの自然災害によって休業する場合、休業手当の支払い義務は会社にありません。

これは、自然災害は不可抗力であって会社側に責任は無いと考えられるためです。


労働者都合の休業における給料

労働者側の都合によって休業する場合、就業規則に給料を支払う旨の記載が無い限り給料の支払いはありません

その為、会社ではなく社会保険等の手当金や給付金制度を利用する必要があります。

例として雇用保険の「育児休業給付金」、「介護休業給付金」、健康保険の「出産手当金」などが挙げられます。

手当金や給付金制度によって受給できるかどうかの要件や受給金額が異なりますので、事前に調べておく事をお勧めします。


最後に

今回は休業ってどんな制度なのか、休業中の給料が支払われるかについて解説しました。

特に給料に関しては生活に関わる部分ですので、しっかり知っておく必要があります。

また、安心して休業できるよう、利用できる手当金や給付金制度について事前に調べておくといいでしょう。