結論を出さない、答えを言わず部下を苦しめる上司は管理職として失格だ

部下の質問や相談に対して結論を出さず、いつまで経っても答えを言わない管理職の人間がたまにいます。

そのような人間は「考える力を付けさせるためにあえて結論を出さない」などと言います。

確かに、考える力を付ける為には自分で考える事は重要です。

しかし、「考える力を付けさせる」などと言いつつ、実際はただ放置するだけで部下の教育を放棄していたり、問題が起きた時に責任転嫁するために自分では結論を出さない人間もいます。

はっきり言いますが、そんな人間は管理職として失格です。

今回は、いつまで経っても結論を出さない、最後まで答えを言わず放置して部下を苦しめる上司が管理職として失格である理由を解説します。

1. 結論を出さない、答えを言わないのはダメ上司である理由
2. 最後に

結論を出さない、答えを言わないのはダメ上司である理由

「部下に考える力を付けさせる為にあえて結論を出さない」などと言い、相談をしにきた部下に何のヒントも出さず突き放したり、いつまで経っても答えを言わない上司は管理職として失格です。

理由としては「教育ではなくただの放置である」「精神的なダメージを与えているだけ」などが挙げられます。

ここではその理由を詳しく解説します。

関連記事：「お前はどうしたいの？」と部下を詰めるパワハラ上司がろくでもない理由

教育ではなくただの放置である

まず、相談をしに来た部下に対して答えを言わず、結論を出さないのは教育ではなくただの放置です。

確かに、すぐに答えを言わず考えさせることも大切です。

しかし、いくら考えても答えが出ない場合だってありますし、部下自身では結論を出せない場合もあります。

そのような時に、助け船を出したり答えを教えるのが上司の役割です。

それをせず、いつまで経っても永遠に部下に自分で考えさせ、一切サポートをしないならそれは最早教育ではありません。

自分の仕事と責任を部下に丸投げしている

「考える力を付けさせる」などと言い、部下の相談を突っぱねる上司は、自分の仕事と責任を部下に丸投げしているに過ぎません。

例えば、問題が発生した時に解決策を自分で考えたり部下に考えさせた上で、それに対して責任を持つのが上司の役目です。

にも関わらず、部下に考えさせた上で「それでいいかどうか」の結論を出さず、「自分で判断しろ」といって放置するようであれば、それは自分の仕事と持つべき責任を部下に丸投げしているだけだと言えます。

関連記事：何もしないくせに文句を言う口だけ上司はダメ管理職だ

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精神的なダメージを与えているだけ

部下は、困ったことがあるから上司に相談をしている訳であり、それに対していつまでも答えを言わず結論も出さないのは、ただただ部下に精神的なダメージを与えているに過ぎません。

自分で考える事が大切だと言っても、それには限度があります。

ある程度自分で考えた上で相談をしに来た部下に対して「自分で考えろ」と追い返すのは、上司のやる事ではありません。

そんな事をする上司は管理職として失格だと言えます。

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最後に

今回は、いつまで経っても結論を出さず、答えを言わない上司は管理職として失格である理由を解説しました。

「自分で考える力を付けさせる」などと言い、ヒントすら出さず放置するのは教育でも何でもありません。

また、散々自分で考えた上で相談をしに来た部下を突き放すのは、ただ精神的なダメージを与えて苦しめるだけのパワハラです。

もし、自分の上司がそのタイプの人間なのであれば、我慢し続けてもメンタル的に辛くなるだけなので、早めに異動や転職の準備をすることをお勧めします。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」、「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。