「期待しているから厳しくしている」は上司の嘘

「期待しているから厳しくしている」は上司の嘘

公開日 2021年11月17日 最終更新日 2022年8月27日

仕事をしていると、ミスをしたり思ったような成果が出ず、上司に叱られるということはよくある事です。

叱られること自体は仕方が無いことであり、多少は必要なのは間違いありません。

しかし、過剰に部下を叱ったり無駄に厳しくするのは間違いです。

お前には期待しているからあえて厳しくしているんだ」なんてことを言われたことがある方もいるでしょう。

ですが、これは上司の嘘であり、また、部下の教育方法としては完全に間違いです。今回はこの理由を解説します。





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期待しているから厳しくしているは嘘

「部下に期待しているからあえて厳しくしているんだ」なんてのは上司側の嘘です。

そもそも、部下を厳しく指導するのは上司側にリスクしかありません。

退職されると評価が下がりますし、恨まれることは間違いありません。

では、なぜわざわざそんなリスクを背負ってまで過度に厳しくするのでしょうか?それは、単にストレス解消のために過ぎません。

立場的に逆らえない部下に対し、必要以上に厳しく当たったり暴言を吐いて日々のストレスを解消しようとしています。

当然、上司もそれがいけないことだと理解しています。

ですのであえて「お前のためにやっているんだ」といった雰囲気を出し、反発されないようにしていると考えられます。

つまり期待しているからわざわざ厳しく指導しているという言葉は上司の嘘です。

関連記事:言い訳するなという上司はパワハラだ!

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過度に厳しくするのは間違いな理由

そもそも、部下を過度に厳しく指導するのは間違いであり、教育方法としては不正解です。

また、非常にリスクが高いことだということを理解する必要があります。

ここではその理由を解説します。


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パワハラになる

必要以上に厳しく叱ることはパワハラに当たる可能性があります。

確かに、多少厳しくすることが必要な場面はありますが、それには限度があります。

大勢の前で叱ったりすると精神的な攻撃だと解釈され、パワハラになってしまいます。


厳しくしても部下は成長しない

厳しく叱ったからといって、部下が成長する訳ではありません。

むしろあまり叱られ続けるとやる気を無くす人間の方が多いです。

多少叱ることは大切ですが、それと同様で部下を褒めてあげることも大切です。


ネットで晒されるリスク

インターネットが普及している現在、必要以上に厳しく叱るとネットで晒されるリスクがあります。

SNSや動画サイト、掲示板等多くの人間が見る場で晒されると、一気に会社の信用が無くなってしまいますし、それが取引先に知られることも十分に考えられます。

そういった観点で見ても、厳しく指導するのは間違いだと言えます。


萎縮して逆効果になる

 

厳しく叱り続けると部下は萎縮してしまいます。そうなると、どんどんミスが増えますし仕事に自信を持てなくなってしまいます。

結果、成長するどころか逆に能力を発揮できなくなってしまったり、精神的なダメージを負うことになります。

これも、この教育方法が間違いな理由の一つです。


 

最後に

今回は、「期待しているからあえて厳しくしているんだ」という言葉は上司の嘘であり、教育方法としても完全に間違いな理由を解説しました。

これは完全にただのパワハラであり、恨まれないようにするために使われる言葉です。

また、厳しくしたところで成長する人間は少なく、無駄にリスクがある指導方法だと言えます。

もし、この言葉が使われる職場に入社した場合、早めに転職活動をすることをお勧めします。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。