「給料もらってるんだから」と無理難題を押し付けるのはパワハラだ

「給料もらってるんだから」と無理難題を押し付けるのはパワハラだ

公開日 2023年1月23日 最終更新日 2023年2月21日

給料もらってるんだから」このセリフと共に無理難題を押し付けられた経験がある方は多いのではないでしょうか?

「会社からお金を貰っているなら黙って従うのが当然」、「文句を言わず働け」などと言って過酷なノルマや現実的では無い納期を押し付けるのは、ただのパワハラです。

確かに、給料を貰っている以上、真面目に仕事をするのは当然ですし、まともな指示には従う必要はあります。

しかし、だからといってどんな無理難題でも我慢して従わなければならない訳ではありません。

今回は、「給料もらってるんだから」と言って無理難題を押し付けてくるのはパワハラである理由について解説します。





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「給料もらってるんだから」がパワハラである理由

部下に理不尽な事をしたり、無理難題を押し付けるような管理職は決まって「給料もらってるんだから」「お金を貰う以上はプロだ」なんてことを口にします。

はっきり言いますが、この言葉で部下に無茶な要求をするのはただのパワハラです。

ここではその理由を具体的に解説します。


関連記事:「新人なんだから朝一番早く出社しろ」と言われる職場は辞めるべきブラック企業

「給料をもらっているから」何をされても良い訳では無い

まず、会社から給料を貰っているからといって、どんな要求も黙って受け入れなければならない訳ではありません。

確かに、会社と労働契約を結んでいる以上、サボったりせずにしっかり真面目に仕事をして労働力を提供する義務はあります。

しかし、あくまで「それだけ」です。

給料を貰っているからといって、どんな理不尽なパワハラにも耐えなければいけない訳ではありませんし、無理難題を押し付けられても我慢しなければいけない訳でもありません。


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指示力・マネジメント力不足の尻拭いをさせている

上司や管理職と呼ばれるような人間は、部下に対して具体的に指示をして利益を出させることが仕事です。

マネジメント力や指示力が無い人間は、「部下に利益を出させる」ということがうまくできません。

具体的な指示が出せない為、「お前は会社から給料を貰っているんだろ!?」と言って部下を追い詰めることしか出来ない状態になっています。

要は、上司の指示力・マネジメント力不足の尻拭いをさせられているだけだと言えます。

この様に、精神的に追い詰めて無理矢理成果を出させる行為は、パワハラだと言われても仕方ないでしょう。


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真っ当な反論すらさせない

「給料をもらっているんだからやれ」というセリフは、傍から聞くとそれらしい言葉の様に聞こえます。

しかし、それは非常に危険な事です。「給料もらってるんだから」とさえ言っておけば、どんな無茶な仕事でも押し付ける事ができるような状態になってしまいます。

また、押し付けられた側が反論をしようとしても「給料泥棒」だとか「権利ばかり主張する」とレッテルを貼るだけで黙らせることが可能です。

このように、どんな理不尽な事でも簡単に押し付けることができるのが「給料をもらっているんだから」というセリフです。


関連記事:「人のせいにするな」は理不尽なパワハラをする人間にとって便利な言葉

最後に

今回は、「給料をもらっているんだから」と無理難題を押し付けるのがパワハラである理由を解説しました。

会社から給料を貰っていたとしても、どんな無茶な仕事でも黙って従わなければならない訳ではありません。

また、このようなセリフを好んで使う管理職は、部下に対し成果を出す為の具体的な指示を出すことができず、精神論で追い詰めているだけだと言えます。

その上、はたから聞くと正しい言葉のように聞こえるので、言われた側の反論を全て封じることが出来てしまいます。

こんなセリフを日常的に使うような上司と働いていても、精神的にも肉体的にも疲弊していくだけです。

早めに異動や転職で離れる事をお勧めします。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。