仕事でのダブルバインドとは?事例を解説

仕事でのダブルバインドとは?事例を解説

社会人として仕事をしていると、上司や先輩から矛盾した指示をされ困惑してしまったということを経験することがあります。

これは「ダブルバインド」と呼ばれるもので、これを受けた人間は精神的なダメージを負うことから、悪質な手法だと考えられます。

また、これは職場だけでなく家庭や友人関係でも発生することもありますが、ここでは職場で起こるものに関して取り扱います。

今回は、仕事でのダブルバインドとは何か?よくある事例を交えながら解説していきます。


仕事でのダブルバインドとは?

仕事・職場で発生するダブルバインドとは、上司や先輩社員から部下に対して、矛盾した命令を出すことで混乱させ、精神的に疲弊させるようなものです。

元は心理学などで使われる言葉であり、二重に拘束するといった意味です。

うまく行うことができればメリットがありますが、ほとんどの場合、これをされた側にとってはデメリットしかありません。

理不尽な命令をされることで、どんどんストレスが溜まっていきますし、状況によっては病気になってしまう可能性すらあります。

この手法を好んで使う人間はパワハラ気質があると言えますし、主にブラック企業で行われることが多いです。


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仕事でのダブルバインドの事例

仕事上では、ある上司から部下に対してA、Bといったそれぞれ矛盾した命令を出し、どちらに従ったとしても叱るといったことが発生します。

Aを行うとBに反してしまうため、指示通り動けていない、又はミスをしたということになってしまいます。

ここでは具体的な事例を解説します。


何でも相談しろ→自分で考えろ

これは非常に多くの職場で行われる一般的なダブルバインドであり、経験したことのある方も多いでしょう。

「分からない事があったらなんでも聞きに来い」と言っておきながら、いざ聞きにいくと「そんな事も分からないのか」「自分でもっと調べろ、よく考えろ」というのが典型的なケースです。

実際、自分自身で調べた上で聞きにいったとしても、「調べ方が悪い」といった難癖を付けられます。

これをやられると、仕事がどんどん溜まっていき期日が迫ってくるため、非常に精神的に辛い状況になります。


自主的に動け→勝手にやるな

自主的に仕事をするよう命令しておきながら、いざ自分で仕事を見つけて実施すると「何でそんなことをやってるんだ」「勝手にやるんじゃない」といったように叱られるケースです。

それを避けるために、実施する前に相談したとしても「そんな事を聞いてくるな」「それくらい自分で判断しろ」と言われるところまでがセットです。

最終的には指示待ち人間や自発的に仕事の出来ない奴といったレッテルを貼られることになるでしょう。


やる気あるのか?→どちらと答えても詰み

これは厳密にはダブルバインドではありませんが、近い事例です。

上司が部下に「お前はやる気があるのか?」と説教をし、それに対してあると答えても無いと答えても詰む状況です。

具体的には、あると答えると「じゃあ何でうまくいかないんだ」と返され、無いと答えると「ふざけているのか!?」と返されます。

結局、どちらと答えても一方的に責められてしまいます。


最後に

今回は、仕事におけるダブルバインドとは何か?事例を合わせて解説しました。

これを行う人間はほぼ悪気があって意図的にやっています。

そうでなく無意識に行っていたらそれはそれで問題があります。

どちらにせよ、やられた方としては溜まったものではありません。

何をやっても否定されるのですから、精神的なダメージがどんどん蓄積していきます。

この環境に長く耐えていると病気になることも考えられるので早めに転職する事をお勧めします。