「職場で上司から無視される」→パワハラなので我慢しない方がいい
世の中には、意図的に部下を無視し、精神的な苦痛を与える上司が存在します。
そんな事をする上司は、「挨拶をされても返さない」「部下の質問に答えない」等、部下をいないものとして扱います。
たまたま気が付かず、結果として無視したような形になってしまった場合は別ですが、意図的に継続して長期間無視し続けるのは立派なパワハラです。
上司から無視されている部下は「自分が悪いから仕方がない…」と我慢してしまう事が多いですが、相手の行為はパワハラなので自分を責めたり我慢したりする必要はありません。
今回は、職場で上司から無視されるのはパワハラである理由についてを解説します。
上司が部下を無視するのがパワハラである理由
上司から無視されるのは非常に辛いものです。
分からない事があっても聞くことができなかったり、仕事に必要な情報が入ってこなかったりと、明らかに仕事に支障を来します。
また、無視されているのを同僚に見られるだけで精神的に辛くなってしまう人もいるでしょう。
はっきり言いますが、職場で部下を無視する上司の行為はパワハラです。
理由としては「「人間関係からの切り離し」に当たる可能性がある」「無視されることによって仕事に支障をきたす」などが挙げられます。
ここではその理由を詳しく解説します。
関連記事:質問しにくい雰囲気の職場は最悪、さっさと辞めるべき理由
「人間関係からの切り離し」に当たる可能性がある
部下の事を無視する上司の行為は、厚生労働省が示しているパワハラの6類型の一つである「人間関係からの切り離し」に当たる可能性があります。
自分だけ挨拶を無視されたり、必要な業務連絡が伝えられなかったりすると、精神的に辛くなりますし周囲の目が気になる方はその職場にいるのが嫌になることさえあるでしょう。
露骨に部下を無視する上司の行為は典型的なパワハラですので、我慢せず社内外の窓口に相談するなどの方法で対処した方がいいと言えます。
無視されることによって仕事に支障をきたす
上司から無視されることによって、仕事をする上で必要な情報を得られなかったり、確認事項があるのに確認できなかったりすると、間違いなく仕事に支障をきたします。
本来、部下に明確な指示を出して成果を挙げさせるのが上司の役割です。
部下を無視して情報を伝えず、成果を挙げさせるどころか余計なミスをさせるのは、上司としての役割を果たせていませんし、そんな上司ならいない方がマシだと言えます。
そんな上司に我慢しても辛い思いをするだけなので、早めに社内外の窓口に相談するなどして対処する事をお勧めします。
指導や教育ではなくただの嫌がらせ
部下を無視するのは指導でも教育でもなく、ただの嫌がらせであり自分の都合や感情でそんな事をしているだけです。
そもそも、仕事をする上で部下を無視しなければならない場面なんてある訳が無いんです。
そんな事をしている時点で上司の行為が正しくないのは間違いありません。
する必要の無い無視をして、ただ部下を苦しめるのは精神的な攻撃であり立派なパワハラです。
自分の感情が抑えられず、部下を無視して苦痛を与える上司は精神的に幼い人間です。
そんな人間は管理職にふさわしくないと言えます。
関連記事:クラッシャー上司の口癖解説!当てはまる上司からはすぐ離れるべき
最後に
今回は、職場で上司から無視されるのはパワハラであり、我慢してはいけないことについて解説しました。
部下を無視する上司の行為は「人間関係からの切り離し」に当たる可能性がありますし、そもそも仕事をする上で部下を無視しなければならない場面なんて存在しません。
上司から無視されている部下は「自分が悪い」と自分を責めてしまい、辛い思いをしているのにそれを我慢しようとすることが多いですが、悪いのは明らかに上司の方です。
我慢しても何も解決することはないので、社内外の窓口に相談したり、どうしても無理なら転職などで物理的に離れる事をお勧めします。