ジョブローテーションは結構辛い!社員にとってのリスクとは
ジョブローテーションという、一定期間ごとに社員の所属部署や職種を変更する制度を採用している企業は結構多いです。
特に企業規模が大きな会社ほどこの制度がある傾向にあります。
色々な仕事を経験させることで、将来の幹部候補を育成するという目的があります。
社員にとっても、色々な職種を経験することで自分の適性を見極めたり出来るといったメリットが存在します。
ただ、この制度は場合によっては結構辛く、ある意味では従業員にとってリスクがある制度だとも言えます。
今回は、ジョブローテーションは意外に辛く、社員にとって存在するリスクについて解説します。
ジョブローテーションのリスク
一定の期間ごとに部署を異動できるという事は、環境をリセットされるということです。
現在の仕事内容が辛かったり、人間関係が悪かった場合は異動まで待てば解決できるといったメリットもあります。
しかし、逆に今の仕事や人間関係が良好でも、異動によってリセットされるといったデメリットもあります。
ここではこの制度が社員側にもたらすリスクを具体的に見ていきましょう。
関連記事:ジョブローテーションとは?社員側のメリット解説
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専門性が身に付かない
頻繁に部署異動があり、仕事内容が変わってしまうという事は色々な仕事を経験することが出来る反面、専門性が身に付きにくいといったリスクが存在します。
ローテーションが行われるのは大体3年から5年毎という企業が多いです。
これは丁度仕事に慣れて上手くこなせるようになりつつあるタイミングです。
ここで仕事内容を変更されると、専門的なスキルや知識が身に付かない可能性があります。
これがジョブローテーションのリスクの一つです。
歳を取ってから仕事内容が変わる
ローテーションで部署や仕事内容が変わるのは、若いうちならまだ問題ない場合が多いです。
しかし、ある程度歳を取ってから新しい仕事に慣れるのは非常に大変なものです。
また、今まで築いてきた経歴やスキルが一旦リセットされるようなものです。
これは精神的にも辛い状況だと言えます。
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人間関係がリセットされる
仕事内容が変わるだけではなく、人間関係もリセットされるのがこの制度のデメリット・リスクの一つです。
元々居た部署の人間関係が良好でも、移動先では劣悪な関係である可能性もあります。
また、移動先に始めて配属される場合、立場が下になってしまうことも考えられます。
これも若いうちならいいですが、年齢が高くなるにつれて中々嫌なものになるでしょう。
これもジョブローテーション制度が結構辛い理由です。
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転職しにくい
先に記載したように、専門性が身に付かない為、他社に転職しようと思った際に不利になるケースがあります。
一つの部署、職種で長年勤め上げることが出来れば、かなりの経歴になりますが、逆にローテーションで頻繁に仕事内容が変わってしまうと、年齢の割のそれぞれの業務経験が短く、ライバルに負けてしまうことも十分有り得ます。
そうなると、安易に転職することが出来ず、会社に不満があっても我慢し続けることになってしまいます。
最後に
今回は、ジョブローテーション制度は結構辛く大変であり、社員側にとって発生するリスクについて解説しました。
確かに、色々な仕事が経験できる上、一定期間ごとに環境を変えられるメリットもありますが、その反面、専門性が身に付かなかったり年齢が高くなってから新しい仕事を覚えなければならないといったリスクやデメリットも存在します。
メリットとデメリットをしっかりと把握した上で、この制度がある会社と無い会社、どちらがいいか判断することが重要です。
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社畜シンド
大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」、「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。-
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