「忙しいは言い訳にならない」と仕事で叱るのは間違いな理由

「忙しいは言い訳にならない」と仕事で叱るのは間違いな理由

公開日 2022年4月4日 最終更新日 2022年5月13日

上司から次々に仕事を振られるため、自分の処理できる限界を超えそうで断ろうとしても「忙しいは言い訳にならないぞ!」「これくらいやれるだろう」と叱られたことのある方もいると思います。

あれこれとやる事が多すぎてパンクしそうなのに、新しい仕事を回されると非常に困ることになります。

当然、それぞれ期限がある為それに間に合わせるように残業することになるかもしれません。

自分の能力不足だと感じるかもしれませんが、そんな状況になっているのは上司のマネジメント不足や会社側の問題である可能性が高いです。

今回は、「忙しいは言い訳にならない」と仕事で叱られたとしても、それは間違いであり自分のせいではない理由を解説します。


「忙しいは言い訳にならない」という叱責が間違いな理由

仕事が手一杯で忙しく、新しい仕事を断ろうとすると「せっかく良い経験をさせてやろうと思ったのに」「お前はチャンスを逃したんだ」なんて言われるかもしれませんが、これを気にする必要はありません。

そもそも、一人の人間が処理できないほどの仕事を抱え込むのはただの人手不足であり、それを誤魔化す為にこんな事を言ったりします。

「忙しいのは言い訳にならないぞ」なんていう叱責に関しても同様で、むしろ人件費を削減する為の言い訳でしかありません。

ここでは仕事でこの様な叱り方をするのが間違いである理由を解説していきます。


関連記事:「やる気あるのか」と叱る上司はパワハラだ

物理的に無理なものは無理

そもそも人間である以上、一定の期間に処理することの出来る仕事量には限界があります。

効率化することで多少はその限界が増えるかもしれませんが、そんなものは微々たる物であり、大幅に変わることはありません。

例えば、走り方を工夫することで多少早く走れるようになっても、100mを5秒で走るのは不可能です。

仕事に関しても同様で、物理的に無理なものは無理です。

これが「忙しいからといって仕事を断るなんて有り得ない」「そんなのはただの言い訳だ」と叱るのが間違いである理由の一つです。


人を増やさない言い訳にしている

一人の人間に多くの仕事を押し付けるのは、人件費を削減しようとしているだけです。

本来2人で何とか処理できるような仕事を1人の人間にやらせるための言い訳にすぎません。

会社側の都合で人手不足になっているのにも関わらず、それを仕事を断った従業員が悪いように責任転嫁していると言えます。

むしろ言い訳をしているのは会社側・経営者です。


部下の仕事量を把握していない

忙しいのを言い訳にするなといった言葉で叱る上司は、部下が抱えている仕事量を正確に把握していないケースもあります。

実際にどれだけの仕事をこなしているのか、今どれだけ大変なのかが分かっていない為、「甘えている」「本当はサボっているだけじゃないか?」などと考えます。

逆に、これ以上処理することができない量の仕事をしていると分かっていてさらに増やそうとしているのであれば、それはそれで問題ある上司です。

これもこの叱り方が間違いである理由の一つです。


具体的な指示が出来ない上司の精神論

仕事をする上でこの様な叱り方をする上司は、具体的な指示が出せないことを誤魔化す為に言っている可能性もあります。

効率的に仕事をするノウハウや問題の解決策が無い為、「忙しいのは言い訳にならないんだよ!!」「とにかくやれ」と精神論で命令するしかありません。

本来自分がするべきであるマネジメントを放棄し、部下に全て丸投げする行為です。

はっきり言ってこの叱り方は完全に間違いです。

精神論で何とか無理矢理やらせようとするのではなく、今どれだけの仕事を抱えていて、どうしたらもっと生産性が上がるのかしっかりと考えて指導するべきです。


最後に

今回は、「忙しいのは言い訳にならない!」といった叱り方を仕事でするのは間違いである理由を解説しました。

これはコストカットをしようと考えている会社側の都合や上司の能力不足を誤魔化す際に使われる言葉です。

確かに余裕があるのに仕事を意味無く断るのはいけませんが、本当に限界にも関わらず更に仕事を増やそうとするのは大きな問題です。

この言葉を使われて理不尽に仕事が増えていくのであれば転職も視野に入れましょう。