成果主義の会社へ若手が入るべきではない!デメリットだらけ

成果主義の会社へ若手が入るべきではない!デメリットだらけ

社員の実力やスキル、成果を基準にして給料などの待遇が決まる成果主義。

年齢や勤続年数などを元にそれらが決まる年功序列とは真逆といえるような人事評価制度です。

「仕事をしない高齢者より給料が安いのが嫌だ」「自分の能力を正しく評価されたい」という理由で成果主義や実力主義の会社に入りたいと考えている若手は一定数存在します。

しかし、この様な会社に新卒や社会人歴数年程度の若手の人間が入ると後悔する可能性が高いです。

今回は、成果主義の会社へ若手が入るべきではなく、入るとデメリットだらけである理由を解説します。


成果主義の会社に若手が入るデメリット

ベンチャー企業などの設立から間もなく、勢いのある企業では成果主義や実力主義の人事評価制度を採用しているケースが多いです。

「自分の実力次第で給料が良くなる」「自分の頑張りが正しく評価される」と考え、この様な企業に経験が浅い若手の人間が入るのは危険です。

理由としては、「成果にシビアな社風であること」や「本当に成果だけで評価される訳では無いこと」などが挙げられます。

ここでは具体的に解説します。




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成果が出せないと薄給

成果主義と謳っている以上、成果を出せば給料が高くなりますが、逆にそれが出せないと薄給になるのは当然です。

例えば他社でたくさん経験を積み、高い成績を出す自信があるなら別ですが、新卒等経験が浅く自分の実力に根拠の無い人間がそんな会社に入ってもただ給料が安くなるだけになる可能性があります。

企業によっては基本給が最低賃金ギリギリで歩合が付かないとまともな金額にならないこともあります。

若手がそのような会社に入るとろくなことになりません。

これがデメリットの一つです。


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協力し合うような社風ではない

実力主義の社風が強いと、社員同士が協力し合うような雰囲気では無いことが考えられます。

年功序列の会社であれば、若手社員は大切に育てられますし困ったことがあったら助けてくれる先輩社員を付けてくれます。

逆に成果主義の色が濃い会社だと、成果を取り合うようなことも有り得ますし困ったことがあっても誰も助けてくれません。

この様に、協力し合うような社風では無い会社では経験が浅い若手社員は働きにくい環境になります。

これもデメリットの一つです。


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成果が正しく評価されるとは限らない

実力主義・成果主義といっても、その成果や成績を評価するのは人間です。

当然、個人的な感情を完全に排除して正しく評価をするのは不可能だと言えます。

自分が気に入っている部下には評価が甘くなりますし、そうでない部下には厳しくなります。

それは評価だけではありません。成果の出しやすい案件を気に入っている人間に渡したり、その逆もやろうと思えば出来ます。

要は、誰に成果を出させるかある程度コントロールできてしまいます。

成果主義といっても、結局は感情的な部分に左右されることになります。


長く勤められるような環境ではない

成績にシビアな会社は離職率が高い傾向にあります。

成果が出せている間は給料も高くやりがいがあるかもしれませんが、常にそれを出し続けるのは至難の技であり、誰だって調子の悪い時があります。

年功序列の会社であればそんな時も長い目で見てくれますが、成果主義の会社では成果が出なくなったらその会社にいるのが嫌になるケースが多いです。

短期的に見ると給料が良いかもしれませんが、長く勤められるような環境ではありませんし、安定しているとは到底言えません。

むしろ若いうちは給料が安くても年々しっかり昇給して安心できる会社の方が若手には良いと考えられます。


最後に

今回は、成果主義の会社には若手は入るべきではなく、入ることのデメリットを解説しました。

正直、他の会社で実績があり自分の実力に客観的な根拠のある人間ならいいですが、経験が浅く実力に根拠の無い人は実力主義の会社へは入るべきではありません。

うまくいけば一時的に給料が高くなるかもしれません。

しかし、生涯年収で見ると安定している年功序列の会社に勤めたほうが高くなる可能性もあります。

どちらがいいかはじっくり考えて決めましょう。


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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。


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