週休3日制における労働者のデメリット解説

週休3日制における労働者のデメリット解説

公開日 2022年4月15日 最終更新日 2022年10月13日

最近、世間では「週休3日制」という言葉がよく話題に出てくるようになりました。

現在では、多くの企業が週休2日制を採用しています。完全週休2日制だったり、隔週で2日休めたりシフトでまちまちだったりと企業によって異なりますが、「週に2日休む」といった価値観は広まっています。

そして、仕事とプライベートのバランスを取る為にさらに休みを増やそうという考えが週休3日制です。

ただ、一見良さそうに見えますが実は労働者にとってはマイナスの面も存在します。

今回は、週休3日制における労働者側に発生するデメリットについて解説します。





スポンサーリンク


週休3日制のデメリット

一週間の間に3日も休めるという事は、約半数が休日と言うことになります。

これは非常に素晴らしいように思えますが、その分マイナス面も存在します。

単純に、今の待遇や仕事量のまま休みだけ増えるのは一部のホワイト企業だけであり、多くの企業だと休みが増えた分のしわ寄せが発生するでしょう。

例えば、「給料が減る可能性がある事」や「平日がより大変になる事」などが挙げられます。

それぞれ具体的に解説します。


関連記事:長期休暇後仕事に行きたくない時の対処法

平日が大変になる

休みが増えたからといって、それに合わせて業務量を調節して減らされる訳ではありません。

今のままの業務をこなしながら休みを増やすには、平日・就業日に無理をするしかなくなります。

8時間労働だったのが10時間労働に増やされたり、過度な効率化によって精神的な負担が増えることも考えられます。

仮に休日が増えたとしても、自分にかかる負担は減らず、むしろプレッシャーが増えてしまうことも十分に有り得ます。

これがデメリットの一つです。


お知らせ

Amazon Kindleにて電子書籍「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口: こうしてみんな壊されていく」を出版しました。
本書では、「うちの会社ってもしかしてブラック企業?」「上司から洗脳されているのかもしれない」と疑問を持っている方に向けて、ブラック企業が行う洗脳の具体例を解説しています。

Kindle Unlimitedに加入されている方なら無料でお読みいただけます。


社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口: こうしてみんな壊されていく

給料を減らされる

休みが増えるという事は、その分給料を減らそうと考える企業が多いでしょう。

先に書いたように、業務量が減らずに平日の労働時間が増えるのであれば給料は据置きになると思いますが、そうではなく業務量が減り単純に休みが増えるのであれば、給料が減る可能性は高いです。

そうなるとその分生活レベルを下げるか、違う会社でアルバイトをして帳尻を合わせることになります。

これでは休みが増えた意味がありません。

しかし、もし週休3日制を導入するのであればこの様な運用をする企業が多いと考えられます。

これも労働者側のデメリットの一つです。

電子書籍を出版しました!
この度、Kindleにて電子書籍を出版しました。

日々、理不尽なパワハラ上司から叱られ続け、「自分はダメな人間なんだ…」と自分を責めてしまっている方に向けた書籍であり、「悪いのは自分ではなく上司の方だ」と認識出来るような内容になっています。

Kindle Unlimitedに加入されている方なら無料でお読みいただけます。



部下を潰す自分勝手な上司たち: パワハラをするクズ上司からの洗脳を解き、自尊心を守る



部下を潰す自分勝手な上司たち: パワハラをするクズ上司からの洗脳を解き、自尊心を守る


ブラック企業に悪用される

所謂ブラック企業と呼ばれるような会社では、もし週休3日制を導入するとしたらそれを悪用することが予想されます。

実際、年5日の有給取得義務化や残業時間の規制等でも制度の抜け道を見つけ、労働者側が不利になるような運用をしている企業も存在します。

仮に週休3日制になったら、その分給料を下げたにも関わらず実際の労働時間は今まで通りなんて滅茶苦茶な事をする企業も出てくるでしょう。

この様に、制度を悪用しようとするブラック企業が出てくる可能性があるのもマイナス面だと言えます。


パワハラの口実にされる

タチの悪い上司は、週休3日制をパワハラをする口実にすることが考えられます。

「お前はこんなに休んで全然仕事をしないんだな」「お前の状況で3日も休むとか有り得ない」なんてことを部下に平然と言うような人間もいるでしょう。

未だに「苦労こそ美徳」「休むのは怠け者だ」などといった価値観を持っている人は一定数存在します。

その様な人達は、週休3日制を受け入れることが出来ず、それを理由にパワハラをする可能性があります。


最後に

今回は、もし週休3日制が導入された場合の労働者側のデメリットを解説しました。

給料がそのままで単純に休みが増えるだけなら最高の制度です。

しかし、その様なクリーンな運用が出来るのは一部のホワイト企業だけであり、多くの企業では給料が減るか業務量がそのままの為平日がより大変になるだけでしょう。

また、それを悪用しようとするブラック企業やパワハラの口実にしようとする人間も出てくることが予想されます。

一見、素晴らしい制度に見えますが、現実はそこまで良いものではありません。


スポンサーリンク


この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。


無料転職サポート
ブラック企業を徹底排除!厳しい基準で企業を審査する為、入社後の定着率は97%以上!
未経験、第二新卒、既卒、フリーター、無職の方向けの転職サポート

↓ここから無料登録できます

公式サイト:ブラック企業を徹底排除!|無料転職相談・サポートのウズカレIT【UZUZ IT】