なぜなぜ分析をしてくるような上司はパワハラ人間だ!

なぜなぜ分析をしてくるような上司はパワハラ人間だ!

公開日 2022年6月6日 最終更新日 2022年8月27日

仕事でミスがあった際、どうしてそのミスが起こったのか原因を突き止め、再発防止に取り組むのは大切な事です。

しかし、全てのミスに明確な原因がある訳ではありません。

ケアレスミスのようなものは人間である以上、どうしようもない事です。

そういったものに対して「なぜそんなミスをしたのか」と詰め寄るのは無駄な行為ですし、それを何度も何度も繰り返す「なぜなぜ分析」をするのはただのパワハラだと言えます。

今回は、なぜなぜ分析をするような上司はただのうざいパワハラ人間であることについて解説します。





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なぜなぜ分析とは?

なぜなぜ分析とは、ある大手自動車会社が考案した、問題に対する原因を探るための手法です。

その問題が「なぜ」起こったのか考え、出てきた答えに対しても「なぜ」そうなったのか深堀していきます。

これを数回繰り返すことによって問題の根本的な原因に辿り着けるとされています。

例:「部の営業目標が達成できない」→なぜ?→「人員不足だから」→なぜ?→「採用がうまくいっていない」→なぜ?→「応募者が少ない」→なぜ?→「同業よりも待遇が悪い」→待遇を引き上げて募集をして人を確保しよう


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なぜなぜ分析をする上司の行為はパワハラである理由

先にも記載しましたが、全てのミスに明確な原因がある訳ではありません。

それに対し「なぜ?」と原因を深堀しても何も出てきません。

そして最終的に答えられなくなると「考えが甘い」「仕事を舐めてるのか」といった風に人格攻撃に走る上司が非常に多いです。

それはただの精神的な攻撃、つまりパワハラにすぎません。

ここではなぜなぜ分析を部下に対して行う上司はパワハラ人間である理由を詳しく解説します。


関連記事:「任せる」と「丸投げ」は全然違う!後者を行うのはダメ上司だ

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怒る口実を探しているだけ

些細なミスや失敗の原因を深堀するのは、怒る口実を探しているだけです。

本来、特に大事にならない程度の部下の些細な失敗をどうにかして責めたい、怒鳴りたいと考えなぜなぜ分析を行い、ボロが出たらそれをまるで大問題かのように責めます。

ただの些細なミス自体を責め立てると自分が悪者になってしまう可能性があるため、そうならないよう自分を正当化する材料を探しているとも言えます。

これはただのパワハラであり、指導でも何でもありません。


そもそも人に原因を帰結するのは間違い

そもそも最初にこの手法を考案した会社は「人はミスをする」といった前提のもと、それを防げなかった組織や仕組みの改善点を探すといった考えでこれを行っています。

つまり、人に原因を探すこと自体、この手法をうまく使えていないことになります。

部下の失敗を「なぜ?」と深堀するのは本来のやり方と全く異なる上、無意味な行為です。

ただストレスを与えるだけのパワハラにすぎません。


ただの揚げ足取りである

なぜ?なぜ?と永遠に問われ続けると、どんな人間であっても必ず答えられなくなります。

そして答えられなくなったら「やっぱりお前は何も分かっていない」「そんなレベルで仕事をしていたのか」といったように責められることになります。

どう答えても最終的に揚げ足取りをされて怒られるのが確定している訳ですから、これをやられる部下からしては溜まったものではありません。

これは立派な精神的攻撃であり、パワハラだと言えます。


最後に

今回は、部下の失敗に対しなぜなぜ分析をしてくるような上司はただのパワハラ人間である理由を解説しました。

本来、この手法は人に対してではなく組織や仕組みに対して行うものです。

これを人にやればうまくいかないのは当然ですし、やられた側のストレスは計り知れません。

やる側は怒る口実を探していたり、揚げ足取りをしたいだけであって、やってることはただのパワハラにすぎません。

これを行う上司に当たった場合、早めに異動か転職をすることをお勧めします。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。