「お前のためを思って」と言う上司は信用するな!パワハラを正当化しているだけ
部下に対し理不尽な叱責をする際、「お前のためを思って言ってるんだ」などという言葉を使う上司が存在します。
はっきり言いますが、上司の「お前のため」なんて言葉は絶対に信用してはいけません。
多くの場合、自分がパワハラをしている自覚があり、それを誤魔化したり正当化するためにそのような事を言っているだけです。
これを真に受けて「この人は自分の為に敢えて厳しくしてくれているんだ」などと考えてしまうと、相手の思う壺であり、パワハラがどんどんエスカレートしていく可能性があります。
今回は、「お前のためを思って」などと言う上司は信用するべきではなく、ただ自分のパワハラを正当化しているだけであることについて解説します。
「お前のためを思って」という上司を信用してはいけない理由
多くの場合、部下に理不尽な説教をする際に「お前のためを思って言ってるんだ」などと言う上司は、自分のパワハラを正当化しているだけなので信用してはいけません。
理由としては「わざわざ口に出すのは後ろめたい事があるから」「反論を封じる汚いやり方だから」などが挙げられます。
ここではその理由を具体的に解説します。
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わざわざ口に出すのは後ろめたい事があるから
仮に、本当に相手のためを思って説教をしたり厳しい事を言っているのであれば、わざわざ「お前のためを思って」などと口に出す必要はありません。
自分のしていることが正しいと思うなら、余計な事を言わず堂々としていればいいだけです。
そうせずに、わざわざ「お前のためだ」という言葉を使うのは、何かしら後ろめたい事があるからです。
自分の言っていることが理不尽であったり、パワハラに当たるという自覚があってそれを隠し、正当化するためにこの言葉を使っています。
そんな上司は信用できる人間ではありません。
恩を着せようとしている
「お前のために敢えて厳しい事を言っている」などと言う上司は、自分のパワハラを正当化しているだけでなく、あわよくば「恩を着せてやろう」という意図もあります。
理不尽なパワハラをされ続け、精神的に弱っている人間は正常な思考が出来なくなっていきます。
そんな時に「お前のために」なんて事を言われると、ついついそれを信じてしまう可能性があります。
精神的な攻撃をして人を弱らせるだけでなく、更にそれに付け込んで恩を着せようなどと言った考えの人間を信用するのはあまりにも危険だと言えます。
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反論を封じる汚いやり方である
「お前のためを思って」という叱り方は非常に汚い叱り方です。
そんな事を言われてしまうと、それに反論をすれば傍から見ると反論している方が悪いように見えてしまいます。
実際は真っ当な反論であっても、上司の「お前のためにやっている」という言葉のせいで「恩知らずな奴だ」といった印象を周囲の人間に与えかねません。
このように、部下の反論を封じ、一方的に責める時に使う言葉でもあるので、こんな事を言うような上司は信用するべきではありません。
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最後に
今回は、「お前のためを思って」なんて言葉を使うような上司は信用するべきではなく、そもそも自分のパワハラを正当化しているだけであることについて解説しました。
わざわざ口に出してこんな事を言う人間は、相手の事なんて全く思っていません。
自分がやっている理不尽なパワハラを誤魔化し、あわよくば恩を着せてやろうというずるい事を考えています。
また、これを言われてしまうと反論をすることが非常に困難になり、一方的に責められてしまいます。
このような言葉でパワハラを正当化する上司を信用してはいけません。
もし、そんな上司の下で働いているのであれば、早めに異動や転職ができるよう動くことをお勧めします。