意識高い系ベンチャーブラック企業に勤めるデメリット

意識高い系ベンチャーブラック企業に勤めるデメリット

歴史が長く安定した経営をしている会社や、設立から間もない勢いのある会社等、日本には様々な企業が存在しています。

その中には、「意識高い系企業」なんて言われるような会社もあります。

「ベンチャーと言われるくらいの会社規模」「訳の分からない横間字を多用した社長の挨拶文を掲載」「求人でやりがい、成長など曖昧な事をアピール」「売上の割に異常に綺麗でおしゃれなオフィス」などがそのような企業の特徴です。

人によって好みは別れますし、中には良い会社も存在しますが、この様な企業に勤める事にはデメリットも多く存在します。

今回は、意識高い系のベンチャーブラック企業で働くことのデメリットを解説します。


意識高い系企業で働くデメリット

ブラック企業というと陰湿で雰囲気が悪いイメージが強いですが、意識高い系のブラック企業はそうではありません。

キラキラした雰囲気を醸し出しており、いかにも楽しく働いているように見えます。

しかし、実際はそう見えるだけであり、そんな雰囲気を出さなければならないような同調圧力が働いています。

現実は普通のブラック企業と変わりません。

ここではそのような会社に勤めるデメリットを解説します。


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やりがい搾取が横行している

意識高い系のベンチャーブラック企業では、やりがい搾取が横行している傾向にあります。

「今苦労しておけば成長できるし将来稼げるようになる」「この経験は同期に差をつけるチャンスだぞ」といったように、典型的なやりがい搾取をされる可能性があります。

それに気が付かないようにするために、表向きはキラキラした雰囲気を出しているのもたちが悪いと言えます。


休日にセミナーや社内イベントが開催される

この様な意識高い系のブラック企業は、社員のプライベートの時間を奪ってくるのもデメリットの一つです。

休日に無意味な自己啓発セミナーを開催してそれへの参加を強制したり、バーベキューやフットサルなど社長の趣味を社内イベントにして付きあわせるようなこともします。

当然、それらに参加したとしても給料は発生せず、休日を無駄に消費されます。

この様に、プライベートの時間を勉強会や社内イベントで奪われる可能性があります。


ネット上で顔や実名を公表される

意識高い系のベンチャー企業、ブラック企業はSNSなどで広報していることが多いです。

中には担当者として実名を出して活動させられたり、歌って踊るような動画を撮影してそれを投稿するなんてことをしている会社も存在します。

ネット上で自分の顔や実名を公表するのは非常にリスクの高い事です。

それを承知して自主的に行っているなら問題ありませんが、嫌なのにそれを強制される可能性があります。

これも意識高い系のベンチャーブラック企業に勤めるデメリットだと言えます。


ハードワークになりがち

「バリバリ仕事をするのがかっこいい」「出来る社会人に見られたい」こんな価値観で仕事をするような人間が集まっている会社なため、自分もそのような働き方をせざるを得なくなります。

表向きはキラキラしているように見えるかもしれませんが、やっている事は所謂ブラック企業の長時間労働と同じです。

それを続けていると体を壊し退職に追い込まれるかもしれません。これもデメリットの一つです。


最後に

今回は、意識高い系のベンチャーブラック企業に勤めるデメリットを解説しました。

ぱっと見ると華やかな会社に感じるかもしれませんが、中身は普通のブラック企業と変わりません。

長時間労働、休日出勤を誤魔化しているだけだとも言えます。

また、中にはSNSで顔や名前を出すような企業も存在するため、注意する必要があります。

この様な環境で働きたいと思うなら止めませんが、普通の生活をしたい方は避けた方が無難です。