「言わなくてもわかるだろ」「察しろ」という姿勢で仕事をする上司は無能

「言わなくてもわかるだろ」「察しろ」という姿勢で仕事をする上司は無能

「言わなくてもわかるだろ」「それくらい察しろ」あなたの職場には、このような事を言う上司はいませんか?

上司からこんな事を言われると「自分はダメな人間なんだ」と落ち込んでしまうかもしれませんが、その必要はありません。

何年もやっている決まりきった定例業務に関してならまだしも、新しい仕事や判断が難しい仕事に関してこの手の事を言うなら、それは上司に問題があります。

部下に対して「言わなくても分かるだろ」などといった説教をする上司は、自分の仕事を放棄していたり自分のコミュニケーション能力の低さを棚に上げているだけであり、悪いのは上司の方です。

今回は、「言わなくても分かるだろ」「察しろ」という姿勢で仕事をする上司が無能であることについて解説します。


「言わなくてもわかるだろ」「察しろ」と説教をする上司が無能である理由

「そんなのは常識だ!」「それくらい言わなくても分かるだろ」「いちいち言われなくても察しろ」などと言い、部下に対して具体的な指示を出さなかったり、まともにコミュニケーションを取ろうとしない上司は仕事に関する能力が低く、無能だと言えます。

理由としては「具体的な指示を出すという自分の仕事を放棄している」「自分が説明不足なのを棚に上げている」などが挙げられます。

ここではその理由を詳しく解説します。


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「具体的な指示を出す」という自分の仕事を放棄している

まず、「それくらい言わなくても分かるだろ」などといった説教をする上司は、部下に対して具体的な指示を出していないことが非常に多いです。

また、一言二言付け加えるだけで伝わるのにそれを面倒臭がり、雑すぎる指示を出していることもあります。

明確で具体的な指示を部下に出すのが上司の仕事です。

「それくらい言わなくても分かるだろ」などという上司は、それを放棄していると言えます。

そんな事をする上司は管理職としてふさわしくありません。


コミュニケーションコストを部下に丸投げしている

相手に情報を伝えたり、お互いの意思を疎通する際に発生する時間や手間の事を「コミュニケーションコスト」と言います。

本来、上司が部下に対して何か指示を出す際に、コミュニケーションコストを負担するのは指示を出す側である上司です。

しかし、「言わなくても分かるだろ」「それくらい察しろ」といった姿勢で仕事をする上司は、このコミュニケーションコストを部下に一方的に押し付けていると言えます。

このように、手間を惜しみ面倒な部分を部下に丸投げするような上司は、ただ楽をする事しか考えていない無能だと言えます。


関連記事:コミュニケーションコストが高い上司の特徴!部下に労力を全て丸投げ

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自分が説明不足なのを棚に上げている

結局のところ、「それくらい言わなくても分かるだろ」「察しろ」という姿勢で仕事をする上司は、自分が説明不足なのを棚に上げているに過ぎません。

この手の上司は、曖昧で適当な指示を出していたり、そもそも指示を何も出さなかったりすることが原因で問題が発生したにもかかわらず、「察して動かなかった部下が悪い」「説明されないと分からないのは部下の能力不足」だといって部下に責任転嫁することが多いです。

このように、自分の説明不足や指示不足を棚に上げて「それくらい言わなくても分かるだろ」と部下を責める人間は、無能な上司だと言えます。


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最後に

今回は、「言わなくても分かるだろ」「それくらい察しろ」といったスタンスで仕事をする上司が無能である理由を解説しました。

定例業務以外の新しい仕事や、判断が難しい仕事に関してこの手の事を言うなら、それは上司に問題があります。

そんな上司は、説明能力が低かったりコミュニケーションを取る上での労力を部下に押し付けているに過ぎません。

ろくに説明や指示をせず、相手に察してくれることを期待したり、それを前提に仕事を進める人間は問題を起こすことが多く、管理職として失格です。

また、この手の説教を上司からされても落ち込む必要はありません、まともに説明をする気が無い上司が悪いんです。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。