求人サイトのモデル年収は嘘?あてにならない理由

求人サイトのモデル年収は嘘?あてにならない理由

求人サイトを使って就職活動をしていると、「モデル年収」というものを目にする機会が多いです。

「30歳 年収450万円」「35歳 年収500万円」このように、年齢毎に年収の目安を記載しています。

これを見て「年収が高くて良い会社だ」と思って応募し採用され入社したものの、とてもそんな年収に到達することが出来そうにないなんてケースがよくあります。

はっきり言いますが、求人サイトに記載されているモデル年収はあてになりません。

今回は、求人サイトのモデル年収は嘘なのか?あてにならない理由を解説します。


モデル年収があてにならない理由

まず、求人サイトに記載されているモデル年収が完全に嘘なのかと言うとそうではありません。

過去にその年齢でその年収になった人間が本当に存在していた可能性は高いです。

しかし、モデル年収に全然到達する見込みがないといったケースが多数あるのも事実です。

こんなことが起こる理由ですが、良い会社だと思わせて応募者を増やす為に出来るだけ高い年収を記載したいと人事担当者が考えているからです。

それでは、モデル年収があてにならない理由を詳しく見ていきましょう。




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例外を記載している

過去にその年収で働いていた人間がいたのは事実であっても、それは上位数パーセントの優秀な社員であって、普通の人間ではそこまで到達することが困難であることが、あてにならない理由の一つです。

確かに嘘ではないんですが、あくまで例外である場合がほとんどです。

応募者はその年齢の平均値だと思って応募するものの、実際は平均ではなく例外であるという認識の違いからこういったことが起こります。


歩合などの割合が大きい

モデル年収があてにならない理由の一つに、「歩合などインセンティブの割合が大きい」ことが挙げられます。

営業職などがそれにあたりますが、成果によって給与が大きく変動する場合、当然年収もその年によって大きく変わります。

求人サイトに記載されているものは、優秀な社員が調子よく成果を出せた時のものだったりします。

成果の出せない人間はインセンティブの額も少ないので、記載されている年収に全然到達できないなんて可能性があります。

また、賞与に関しても同様です。

会社の業績が良い時は賞与の額も大きく、年収も増えます。

逆に不景気になると少なくなるでしょう。

年収の内訳で賞与の割合が大きいと、その分変動する幅も大きいので、記載されていたものが実際の年収と異なっていたというトラブルに繋がります。


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年齢が同じでも勤続年数が違う

「30歳 年収500万円」こういった記載方法の場合、勤続年数が不明です。

22歳で入社して8年勤続した人間なのか、29歳で入社して2年目の人間なのかによって意味合いが大きく異なります。

これが前者の年収であるのに対し、応募者が後者に当たる場合、当然ですがこの金額を貰う事は不可能です。

この様に、勤続年数を記載していないモデル年収は更にあてにならないと言えます。


最後に

今回は、モデル年収は嘘なのか?あてにならない理由を解説しました。

嘘ではないものの、一部の例外を記載している場合が多いです。

応募者を増やす為に、出来るだけ高い金額を記載しようとするから現実ではほぼ達成不可能なんてことに繋がります。

また、これに騙されて入社してしまうと将来設計に大きな影響をもたらすでしょう。

記載されているモデル年収の内訳やその年収を得ている社員の割合などを面接で確認することが大切です。


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