フレックスタイム制を悪用するブラック企業に要注意!具体例を解説

フレックスタイム制を悪用するブラック企業に要注意!具体例を解説

近年、フレックスタイム制を採用している企業が増えてきました。

始業時間と終業時間を労働者が自由に決められるため、プライベートに合わせた柔軟な働き方が可能になる良い制度です。

しかし、それはあくまでまともな会社が制度をしっかり運営している場合に限ります。

残念ですが、この制度を悪用しているブラック企業も存在します。

そんな会社では、本来労働者が得られるメリットをことごとく潰され、逆にデメリットだらけの働き方に変貌します。

今回は、フレックスタイム制を悪用するようなブラック企業には要注意、具体例を解説します。





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ブラック企業がフレックスを悪用する具体例

フレックスタイム制がしっかりと機能していたら労働者側のメリットが大きいです。

比較的自由な働き方が可能なため、この制度を採用している企業で働きたいと思う方も多いでしょう。

しかし、その制度を悪用している会社があるのも事実であり、そんな会社に入ると後悔します。

ここでは、ブラック企業がフレックスタイム制を悪用する具体例を解説します。


関連記事:フレックスタイム制とは?働くメリットとデメリット解説

始業終業が自由にならない

フレックスタイム制は、コアタイムと呼ばれる必ず仕事をしていなければならない時間以外、いつ仕事をするのか労働者の裁量に委ねられます。

つまり、コアタイムに仕事をしていれば始業時間や終業時間は労働者が自由に決めていいという制度です。

しかし、ブラック企業ではその自由がありません。

コアタイム以外の時間に全員参加必須の会議を設定していたり、早く出社して早く帰ろうという社員を引き止めて通常の定時まで働かせるようなことをします。

要は、フレックスタイム制といっているだけで実際は全く機能していないというケースです。

こんな会社には要注意です。

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残業代の支払いを拒む

「うちはフレックスだから残業代出ないよ」といったように、フレックスタイム制であることを言い訳に残業代の支払いを拒むようなケースもあります。

しかし、これは間違いであり騙されてはいけません。

普通の働き方であれば残業の基準は1日単位で考えられますが、フレックスの場合は1週間や1か月単位になります。

つまり、その期間の合計労働時間があらかじめ定められた時間をオーバーしていれば残業としてカウントされます。

ブラック企業では、これを無視してフレックス=残業代を支払わなくていいといった認識になっています。

これが、悪用の具体例です。


フレックスを盾に連絡や呼び出

フレックスタイム制であることを盾に、急な連絡や呼び出しをしてくるのもブラック企業による悪用の具体例の一つです。

普通の働き方であれば、定時前や定時後、休日に連絡をしたり出社させると問題になりやすいです。

始業、終業時間が自由であることを逆手にとって、いつでも連絡や呼び出しをしてくるのがブラック企業のやり方です。

また、そうでなくても社員それぞれが違う時間に仕事をしていることが原因で、就業中でない社員に対してどうしても連絡をしなければならないという場合も存在します。

これは単純にフレックスタイム制の弊害だとも言えます。


最後に

今回は、フレックスタイム制を悪用するブラック企業には要注意であり、その具体例を解説しました。

比較的自由な働き方が出来る反面、それを悪用して就業中でない人間を非常識な時間に呼び出したり、残業代の支払いを拒むなんてケースがあります。

また、それ以外にもフレックスとは名ばかりで全く機能していないなんて会社もあったりします。

一見、メリットが大きな働き方に見えますが、それはまともな会社が運用している場合に限ります。

フレックスだからといってどんな会社なのかしっかり調べずに飛びつくのは非常に危険だと言えます。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。