「休むと仕事がたまるから休めない」は異常!おかしい会社である理由

「休むと仕事がたまるから休めない」は異常!おかしい会社である理由

「休むと仕事がたまるから休めない」「有給を使うと翌日辛くなるから使いたくない」といったように、仕事を休むとその分仕事が溜まってしまう事が原因で、休みたくても休めない会社が存在します。

結論から言うと、「代わりに仕事をしてくれる人が誰もおらず、休むとその分翌日の負担が増えるから休めない」という会社は普通ではなく異常です。

今回は、「休むと仕事がたまるから休めない」といった状況になっている会社は異常であり、おかしい会社である理由を解説します。


「休むと仕事がたまるから休めない」がおかしい理由

休むと仕事が溜まると言っても、休む日の前後に多少頑張れば問題なくこなせる程度の量であれば我慢できる人もいるでしょう。

そうではなく、たった1日休んだだけで膨大な量の仕事がたまってしまう為、休みたくても休めないなんて会社ははっきり言って異常です。

理由としては「人手不足の尻拭いを社員にさせている」「社員に割り振る業務量が多過ぎる」などが挙げられます。

ここではその理由を具体的に解説します。


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人手不足の尻拭いを社員にさせている

まず、少し休んだ程度で大量に仕事がたまってしまうような職場は、人手不足であることが多いです。

常にギリギリの人数で回していたり、その仕事を担当している人間が自分一人であったりすることが原因で、休んだ際に代わりに仕事をやってくれる人が誰もおらず、仕事がまるまる手つかずのまま溜まってしまうケースがこれに当たります。

人手不足の理由は様々ですが、それが原因で休みたくても休めないなんて状況は異常ですし、そんな会社は社員に人手不足の尻拭いをさせていると言えます。


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社員に割り振る業務量が多過ぎる

「休むと仕事がたまるから休めない」といった環境の会社は、社員一人一人に割り振っている業務の量が多過ぎることが考えられます。

たった数日休むこともできないほど大量に仕事を押し付けるのは、明らかに普通ではありません。

そんな会社では、プライベートの用事や趣味の活動などで有給を使う事は勿論、体調不良で休む事すらできなくなってしまいます。

何かあった際に、多少休んでも問題がない量の仕事を従業員に適切に割り振るのが会社の役割です。

利益追求など会社の都合で、満足に休むことができないほど大量の仕事を社員に押し付けるなら、そんな会社はブラック企業だと言えます。


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「有給」という労働者の権利を蔑ろにしている

先にも書きましたが、「休むと仕事がたまる」などといった会社では、それが原因で有給を満足に使うことができなくなります。

有給休暇は労働者の権利です。

それを使うことができない労働環境を作り出し、更にはいつまで経っても改善されないなら、実質的に労働者の権利行使を阻害していると言えます。

そんな会社は、社員に権利を放棄させることで何とか会社を運営している状態であり、それは普通だとは言えません。

このように、「休むと仕事がたまるから休めない」という会社は、社員を犠牲にして存続しているに過ぎず、そのような会社はまともではないと言えます。


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最後に

今回は、「休むと仕事がたまるから休めない」という会社は普通ではなく異常であることについて解説しました。

多くの場合、人手不足で最低限の人数しか従業員を配置せず、休んだ人間の仕事を代わりにやる人間がいないことが原因で休めない状態になっています。

また、そもそも社員に割り振る業務量が多過ぎることが原因になっているケースもあります。

何にせよ、「休むと仕事がたまる」などといった環境では、私用にせよ体調不良にせよ満足に休むことができません。

そんな会社は普通ではないので、タイミングを見て転職することをお勧めします。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。