休日に強制参加の勉強会や研修を行う会社はブラック企業である理由
休日に仕事に関する勉強会や研修を行う会社は結構あります。それが完全に任意参加であるなら全く問題はありません。
しかし、参加を強制したり任意とは言いつつも断ることが実質的に不可能な場合は大きな問題があります。
無給であるなら勿論、休日出勤分の給料を支払っていたとしても、休日を潰している事に変わりありません。
今回は、休日に強制参加の勉強会や研修を行う会社はブラック企業である理由について解説していきます。
休日に勉強会に強制参加させるのはブラック企業
わざわざ休日に仕事に関する勉強会や研修を開催する上に、社員に対し参加を強制するような会社はブラック企業です。
理由としては「そもそも休日に開催する事自体おかしい」「社員の私生活を軽視している」などが挙げられます。
それでは具体的に見ていきましょう。
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そもそも休日に開催するのがおかしい
まず、勉強会を行う目的は仕事に必要な知識や技術を身に付けることです。
それが業務を遂行する上で必須なものであるなら、勉強会や研修は休日ではなく業務中に行うべきですし、必須とまではいかないもののあった方が良いレベルのものであれば、参加を強制するべきではありません。
このように、そもそも業務中ではなく休日に、しかも強制参加で開催すること自体がおかしいと言えます。
無給で参加させられることがほとんど
勉強会や研修とはいえ、休日に強制参加させるなら当然給料は発生します。
しかし、わざわざ休日にそんな事をするような企業は、給料を払わない場合が多いです。
「任意参加だから」などと言い訳をするかもしれませんが、任意とは言いつつ参加しない人間にペナルティを課したり、拒否できないような雰囲気を作っているのであれば、それは任意とは言いません。
このように、何かしらの理由を付けて給料を払わず休日に強制参加させるのが、ブラック企業である理由の一つです。
手当有でも休日が潰されていることに変わりない
仮に、休日出勤分の給料が発生したとしても、休日を潰して参加させている事に変わりありません。
日々の業務で疲れ果てている社員に対し、唯一心身共にゆっくりできる休日を奪ってまで勉強会を開き強制参加させる会社はまともではないです。
社員の私生活を軽視している
休日に研修や勉強会への参加を強制するような企業は、社員の私生活を軽視していると言えます。
社員一人一人にプライベートはありますし、仕事だけが人生ではありません。
休日は仕事の事を忘れ、家族や友人と過ごしたり、趣味に没頭したいと考えている人もいるでしょう。
そのような大切な時間を、勉強会やら研修で潰すような会社は、社員を大切にしているとは到底言えません。
これも、休日を潰して勉強会に強制参加させる会社はブラック企業である理由の一つです。
最後に
今回は、休日に強制参加の勉強会・研修を行う会社はブラック企業である理由について解説しました。
無給で参加させる場合は勿論、仮に給料が出ていたとしても、休みを潰して強制参加させるようであれば、それは社員の大切な時間を奪っていることに変わりありません。
ゆっくり休める時間を奪われているのですから肉体的に辛くなるでしょうし、好きな事をする時間が無くなるので精神的にも辛くなります。
本当に必要な研修であれば休日ではなく業務中に行うべきですし、そこまで重要なものでないなら完全に任意参加にするべきです。
休日に強制参加させようと考える事自体、会社の都合しか考えていないブラック企業の発想だと言えます。