「後任が見つかるまで退職できない」なんて事は無い、無視して良い理由

「後任が見つかるまで退職できない」なんて事は無い、無視して良い理由

会社を退職する際に、「後任の人間が見つかるまで退職は認めない」なんて事を言われ、困っている方は多いのではないでしょうか。

確かに、後任を見つけて引き継ぎを行ってから退職してほしいという会社側の気持ちも分かります。

しかし、辞める人間がそこまで会社に気を使うことは無いですし、会社側には退職する人間を無理に引き止める権利はありません。

今回は、「後任が見つかるまで退職できない」などと言うことは無く、無視して退職しても良い理由について解説します。


「後任が見つかるまで退職できない」などということは無い理由

引き継ぎの都合上、「後任となる人間が見つかってから退職してほしい」という会社は結構多いです。

しかし、退職する人の中には次の会社が決まっていたり、家庭の事情などで退職日を先延ばしにされると困るという方も多いですし、その場合はとても困ることになります。

はっきり言いますが、「後任が見つかるまで退職させない」などと言うのは会社側の勝手な都合ですし、辞める人間がそれに合わせる必要はありません。

理由としては「会社に退職日を引き延ばす権利は無い事」や「そもそも物事の順番が逆である事」などが挙げられます。

ここではその理由を具体的に解説します。


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会社に退職日を引き延ばす権利は無い

そもそも、会社側には労働者の意思を無視して退職日を引き延ばす権利は存在しません。

法律上、正社員であれば退職を申し入れてから14日経てば辞めることが出来ますし、契約社員などの有期雇用契約であっても、契約期間が満了すればそこで辞めることができます。

つまり、「後任が見つかるまで~」といったように、会社側が一方的に退職日をあやふやにして先延ばしにすることは不可能です。

これが、「後任が見つかるまで退職できない」なんて事は無く、無視して辞められる理由の一つです。


そもそも順番が逆である

「後任が決まるまで~」などと言って、代わりの人間を確保してから退職日を決めるのはそもそも順番が間違っています。

そうではなく、退職日はあらかじめ確定されるものであって、引き継ぎをさせたいのであればその退職日に合わせて後任を確保するのが会社側の仕事です。

「退職日」という、後任を見つけるまでのタイムリミットを設けられるのが嫌で「見つかってから辞めろ」などと言っているだけであり、そんなのは会社の勝手な都合に過ぎません。


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いつまで経っても退職できない

「後任が見つかるまで退職を認めない」などと言われて、それに大人しく従っていたらいつまで経っても退職することは出来ません。

それに従ってしまうと、会社は「すぐに見つからなくても何とかなるな」と考えてしまい、本気で後任を探そうとしなくなります。

結果、いつまでもずるずると退職日を先延ばしにされ、時間をかなり浪費していたなんて事になりかねません。

会社側に本気で後任を探させるためにも、「見つかるまで退職できない」と諦めるのではなく、退職日をしっかりと決めてそこで確実に辞める意思を示すことが重要です。


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最後に

今回は、「後任が見つかるまで退職できない」などということは無く、そんな事を言われても無視して良い理由について解説しました。

そもそも、退職日を先に決めてそれに合わせて後任を探すのが会社の仕事です。

「見つかるまで退職を認めない」なんてのは、会社側の勝手な都合・言い分です。

無制限に退職日を先延ばしにする権利なんて会社にはありませんし、大人しく従っていたらいつまで経っても辞める事はできません。

どうしても辞めたいのであれば、「いつまでに辞める」という強い意志を会社に示すことが大切です。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。