業務時間外に勉強を強要されたり、するのが当たり前な会社はブラック企業

業務時間外に勉強を強要されたり、するのが当たり前な会社はブラック企業

帰ったらしっかり勉強しておけよ、明日チェック・テストするからな」と新人に対し、平日の帰宅後や休日に勉強をすること強要する会社があります。

直接「勉強しろ」と言ってきたり「社会人なら普通はするものだよ?」と遠回しに勉強させようとするなど、そのやり方は様々です。

自主的に勉強をするなら何も問題はありませんが、会社が業務時間外に勉強をしろと強要するのは間違っていますし、そんな会社は普通ではありません。

今回は、業務時間外に勉強を強要されたり、するのが当たり前といった雰囲気がある会社はブラック企業である理由を解説します。


業務時間外に勉強を強要する会社がブラック企業である理由

帰宅後や休日など、プライベートの時間に業務に関する事を勉強しておけと指示するような会社はブラック企業です。

理由としては「業務に必要なら業務時間内に勉強させるべき」「プライベートに干渉する権利は無い」などが挙げられます。

ここではその理由を詳しく解説します。


関連記事:休日に強制参加の勉強会や研修を行う会社はブラック企業である理由

業務に必要なら業務時間内に勉強させるべき

そもそも、業務に必要な知識や技術を身に付けさせたいのであれば、業務時間内に研修などを行って勉強をさせるべきです。

また、どうしても業務時間内に勉強をさせることが出来ないのであれば、残業代を払ったうえで業務時間外に研修を行うのがまともな会社です。

そうではなく、業務時間外に自宅で且つ無給で勉強しろと強要するのは、普通の会社のやる事ではありません。

これが、業務時間外に勉強をすることを強要する会社がブラック企業である理由の一つです。


プライベートに干渉する権利は無い

会社が社員に命令をしたり、行動の制限をかけられるのはあくまで「業務時間内」においてのみです。

残業代を支給して正式に残業をさせるなら別ですが、残業ではない帰宅後の私生活にあれこれ干渉する権利はありません。

ですので、業務時間外であるプライベートの時間に「勉強をしておけ」と強要するのは間違っていますし、あからさまに強要はしないまでも「やるのが当たり前」という雰囲気が漂っていて実質的に強制される会社はブラック企業だと言えます。


関連記事:プライベートに干渉してくるのはパワハラ!上司だからって許されない!

結局は教育にかかるコストや手間を削減したいだけ

結局のところ、業務時間内ではなく時間外に無給で勉強をさせようとする会社は、教育にかかるコストや手間を削減したいだけです。

新卒や未経験者を安い給料で雇っておきながら、「教育にお金をかけるのは嫌だ」「自分で勝手に育ってくれ」と考えるのは、あまりにも都合が良すぎます。


社員に過大な要求をしている

「既にうまく回っているけどもっと成果を出したい」と、仕事にプラスアルファを求めて、社員が自主的に勉強をするなら全く問題はありません。

そうではなく、「業務時間外に勉強をしないとついて行けない、業務をこなせない」という状況になっているならそれは問題です。

社員自身のスキルが低すぎるからそうなっている場合もありますが、「会社側の要求するハードルが高すぎる」からそうなっている場合もあります。

プライベートの時間を削ってまで勉強をしないとついていけないほど過大な要求をしているなら、それはブラック企業だと言えます。


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最後に

今回は、業務時間外に勉強を強要されたり、するのが当たり前と遠回しにやらされたりする会社がブラック企業である理由を解説しました。

そもそも、業務に必要な勉強なら業務時間内にやらせるか、残業代を支払って研修等を行うべきです。

そうせずに、無給で帰宅後に勉強をしておけと強要したり、「するのが当たり前」といった雰囲気が漂っていて、同調圧力を効かせて実質的に強制するような会社は、社員のプライベートの時間を奪うブラック企業です。