「お前はどうしたいの?」と部下を詰めるパワハラ上司がろくでもない理由

「お前はどうしたいの?」と部下を詰めるパワハラ上司がろくでもない理由

世の中には、何か困ったことがあり相談をしに来た部下に対し「お前はどうしたいの?」といって突き放す上司が存在します。

部下に自分で色々考える力を身に付けさせる為にやっている場合が多いですが、時にはそれが原因で部下が追い詰められてしまうこともあります。

また、永遠に「お前はどうしたいの?」の一点張りで部下の相談にまともに乗らないようであれば、それはもはやパワハラだと言えます。

今回は、「お前はどうしたいの?」と詰めて部下を追い込むパワハラ上司がろくでもない理由ついて解説します。


「お前はどうしたいの?」と部下を追い詰めるパワハラ上司がろくでもない理由

「お前はどうしたいの?」「自分で考えて行動しろ」とだけ言って、部下の相談にまともに乗らなかったり、永遠に自分で考えさせるのはろくでもないパワハラ上司がやる事です。

確かに、考える力を身に付けさせるためには必要な場合もありますが、それには限度があります。

どうしても答えが出ないようであれば多少はヒントを与えるべきですし、それすらせずに「で、お前はどうしたいの?」とただ詰め続けるのは、指導でも何でもありません、ただのパワハラです。

それでは、そのような事をする上司がろくでもない理由を具体的に解説します。


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そもそも部下には裁量が無い

そもそも、「お前はどうしたいの?」と聞かれたところで、部下にはそれを実行する裁量はありません。

結局、上司による承認が必要なわけですから、いちいち「どうしたいの?」などと問わず、「こうしろ」と指示を出せばいいだけです。

「考える力を付ける為」という部下を育成する目的があるのであれば、それを本人に伝えたうえでタイミングを見て行うべきです。

そうではなく、部下に何も伝えず、また、緊急の事案がある場合など場面を問わず「お前はどうしたいんだ」と問うのは間違っています。


問題発生時の責任転嫁に利用される

「で、お前はどうしたいんだ?」と部下に問う上司の中には、それを責任転嫁に利用している人間も存在します。

リスクがある指示を出したい場合に、「自分が直接指示を出したのではなく、部下が考えて自主的にやった事だ」という体にすることで、何か問題が発生した際の責任を押し付けようとしています。

これも、「お前はどうしたいの?」と部下を詰めるパワハラ上司がろくでもない理由の一つです。


関連記事:責任転嫁するパワハラ上司がいるならすぐに退職するべき理由

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まともに指示が出来ない人間である

そもそも、部下にこのセリフを使って自分で考えさせるような上司は、まともに指示を出せない人間である可能性があります。

具体的な指示を部下に出すことができないため、「お前はどうしたいの?」と部下に考えさせているように見せかけて、「指示を出す」という自分の仕事を放棄しています。


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自分の考えと違う事を言うと責める場合がある

この言葉で部下を詰めるろくでもない上司は、自分の考えている事と違う事を部下が言うと、激昂して部下を激しく責め立てることがあります。

一見「部下の意思を尊重している」ように見えて、実際は上司の頭の中にある正解との答え合わせにしかなっていません。


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最後に

今回は、「お前はどうしたいの?」と部下を詰めるパワハラ上司がろくでもない理由を解説しました。

教育の為に必要に応じてこの様な事をするのであれば、全く無意味だとは言いません。

しかし、実際は何かあった時の責任転嫁に利用していたり、まともに指示を出せないのを誤魔化す為にこのような事をしている上司が結構多いです。

また、教育のためだったとしても、際限なくこのセリフで部下を突き放し、精神的に追い詰めるのはただのパワハラだと言えます。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。