仕事を持ち帰らないと終わらないのは当たり前ではなく異常な会社である理由

仕事を持ち帰らないと終わらないのは当たり前ではなく異常な会社である理由

「仕事が多過ぎて定時内に終わらない」「終わらなかった仕事は持ち帰るのが当たり前になっている」このような職場が世の中には存在します。

終わらないほど多くの仕事を押し付けるだけでも問題ですが、職場で残業をさせず仕事を自宅に持ち帰らせ、更には「自主的に持ち帰ったから」という理由で残業代を支給しないなら、それは大問題です。

はっきり言いますが、仕事を持ち帰らないと終わらない、持ち帰らせる前提で仕事を割り振っているような会社はまともな会社ではありません。

今回は、仕事を持ち帰らないと終わらないのは当たり前では無く、異常な会社である理由について解説します。


仕事を持ち帰るのが当たり前な会社が異常な理由

初めて担当する業務など、自分が不慣れなために仕事を処理するスピードが遅く、定時内に終わらないならそれは仕方のない事です。

そうではなく、明らかに業務量が多過ぎる、定時内に終わらせるのは物理的に不可能なほどの仕事を割り振った挙句、自宅に持ち帰るのが当たり前という風習がある職場は異常な職場です。

ここではその理由を詳しく解説します。


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そもそも持ち帰ること自体がおかしい

そもそも、「仕事を自宅に持ち帰る事」自体がおかしな事です。

仮に、定時内に仕事が終わらなかったとしても職場で残業をするべきです。

そうではなく、「家でやれ」と指示されたり、直接言われなくてもそうする風習がある会社は、表向きの残業時間を減らそうとしている可能性があります。

自宅に仕事を持ち帰らせることによって、定時に帰宅したことにされ、残業としてカウントをされていないケースがそれに当たります。

また、残業としてカウントされていないということは、残業代も支給されないという事です。

このように、「表向きの残業時間を減らす為に仕事を家に持ち帰らせる」なんて事をする会社はまともな会社ではありません、ただのブラック企業です。


関連記事:残業代が出ないなら残業する必要は無い、定時でさっさと帰るべき理由

明らかに業務量が多すぎる

自分の能力不足で仕事が終わらないのではなく、どう効率化しても定時内で仕事を終わらせるのが不可能なほど大量の業務を押し付けられているのであれば、その会社は異常な会社です。

そのような会社は、最初から残業をさせる前提で仕事の割り振りを決めている可能性が高く、従業員を酷使することを何とも思っていません。

大量の業務を押し付けられた社員はそれだけでストレスが溜まりますし、更に「自宅に持ち帰って続きをやらなければならない」という状況なら、そのストレスは物凄いことになっているでしょう。

仕事の持ち帰りが当たり前になっている会社は、社員に平気でストレスを与える異常な会社だと言えます。


関連記事:休憩が取れないほど忙しい職場は普通ではない!異常な環境である理由

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まともな会社は持ち帰らせない

そもそも、まともな会社であれば仕事を勝手に家に持ち帰らせるなんて事はしません。

セキュリティ的な問題もありますし、労務管理の面でも仕事を自宅に持ち帰られると様々な問題が発生します。

仮に仕事を持ち帰らざるをえない状況になったとしても、セキュリティ等を考慮してリモートワークの仕組みを確立した上で正式に自宅残業をさせます。

ですので、普通の会社なら暗黙の了解的に勝手に仕事を家に持ち帰らせませんし、勝手に持ち帰った社員がいたら罰則を課す事さえあります。

そうではなく、在宅ワークの用意を何もしない上に会社が率先して「仕事を持ち帰るのが当たり前」という雰囲気を醸し出しているなら、その会社は異常な会社だと言えます。


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最後に

今回は、仕事を持ち帰らないと終わらない、持ち帰るのが当たり前になっている会社が異常である理由を解説しました。

家に持ち帰らないと終わらないほど大量の業務を押し付ける会社は普通ではありません。

また、まともな会社であれば仮に残業をするにしても職場内でやらせるか、セキュリティ等を考慮したリモートワークの仕組みをしっかり確立した上で正式に自宅で仕事をさせます。

リモートワークの用意を何もしないうえに、ただ暗黙の了解で仕事を持ち帰らせる、持ち帰るのが当たり前になっている会社ははっきり言って異常な会社です。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。