好き嫌いで部下の人事評価や査定をする上司は害悪、管理職として失格だ

好き嫌いで部下の人事評価や査定をする上司は害悪、管理職として失格だ

人によって態度を変える管理職の人間がいる会社は多いのではないでしょうか?

気に入っている部下に対しては様々な面で甘くなり、逆に気に入らない部下には異常なまでに厳しく接するといった人間がそれに当たります。

また、中には態度を変えるだけでなく、人事評価の面にまで好き嫌いを持ち出すような人間も存在します。

はっきり言って、上司という立場にありながら好き嫌いで部下の評価を決める人間は管理職として失格です。

今回は、好き嫌いで部下の人事評価や査定をする上司が害悪である理由について解説します。


好き嫌いで部下を評価する人間が害悪である理由

「自分が気に入っている部下を特別甘く評価し、気に入らない部下は異常に厳しく評価する」などといった上司は、部下には勿論、会社にとっても害悪以外の何者でもありません。

また、プライベートならまだしも、仕事に人の好き嫌いを持ち込むような人間は管理職として失格だと言えます。

理由としては「好き嫌いで評価、査定しても会社のためにならない」「モチベーションが下がり退職する人間が増える」などが挙げられます。

ここでは、その理由を詳しく解説します。


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好き嫌いで評価、査定しても会社のためにならない

部下の能力や成果ではなく、好き嫌いで人事評価や査定をしても会社のためにはなりません。

そんな事をされてしまうと、会社は賞与や昇給において能力の無い人間に本来の実力や貢献度以上の報酬を支払う羽目になったり、逆に大きな貢献をしている人間へ支払う報酬が少なくなってしまいます。

後にも記載しますが、このような人事評価や査定の不公平は優秀な人材の退職に繋がります。

結局、自分の好き嫌いだけで部下の人事評価、査定をする人間は、不当な低評価をされる部下だけでなく会社にとってもマイナスな存在だと言えます。


モチベーションが下がり退職する人間が増える 

上司から嫌われた事によって不当に低い評価をされている人間は、仕事に対するモチベーションが下がり、いずれは退職していきます。

実際、会社への不満や退職理由に関するアンケートでは「正当に評価されない」という項目が上位に上がることが多いです。

自分の好き嫌いを優先したが為に部下のモチベーションやパフォーマンスを低下させたり、退職者を増やすようであれば、そんな上司は管理職として失格だと言えます。


関連記事:「仕事ができない」と評価されるのはパワハラ上司のせいである可能性あり

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職場の雰囲気が悪くなる

好き嫌いで部下を評価する人間が管理職だと、職場の雰囲気が悪くなることがあります。

上司から好かれていて本来の実力よりも高い評価をされている人間と、嫌われているがために不当に低い評価をされている人間の間には不公平感が生まれます。

特に後者に当たる人間は、元凶である上司だけでなく、実力以上に高評価されている人間にまで敵対心を抱くことがあります。

そうなると、職場の雰囲気が物凄く悪くなり、働きにくい環境が出来上がります。

これも、好き嫌いで部下の人事評価や査定をする上司が害悪である理由の一つです。


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最後に

今回は、好き嫌いで部下を評価・査定する上司は害悪であり、管理職として失格である理由を解説しました。

そんな事をしても、部下の不満を増やし、モチベーションやパフォーマンスを低下させるだけですし、場合によっては優秀な人材を退職させてしまいます。

また、上司に好かれている部下とそうでない部下の対立を生み、職場の雰囲気が非常に悪くなる可能性が高いです。

上司本人からすると、自分の気に入っている部下を優遇し、イエスマンだけで固めた空間は心地よいかもしれませんが、会社や嫌われている側の部下からすると堪ったものではありません。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。