「こんなこともできないのか」と言われても気にするな、上司のパワハラだ
世の中には、部下を叱る際に「こんなこともできないのか!」といった言葉を使う管理職の人間が存在します。
叱る側の人間は、感情的に怒鳴りつけてすっきりできるのでいいのかもしれませんが、叱られる部下からすると堪ったものではありません。
はっきり言いますが、部下の人格や能力を全否定するような言葉を使って叱りつけるのは未熟な上司がやることですし、そもそもパワハラなので言われても落ち込んだり気にしたりしなくてOKです。
今回は、「こんなこともできないのか!」はただのパワハラであり、言われても気にする必要が無いことについて解説します。
「こんなこともできないのか」はパワハラ、言われても気にしなくていい理由
部下を叱ったり指導したりするにしても、言い方には気を付ける必要があります。
「こんなこともできないのか」などと言って部下の人格を否定したり、能力を馬鹿にするような叱り方は明らかに指導の範囲を超えています。
もはやただのパワハラなので、言われても落ち込んだり自分を責めたりする必要はありません。
ここでは、「こんなこともできないのか」がパワハラであり、言われても気にしなくていい理由を解説します。
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指導ではなくパワハラ行為である
まず、「こんなこともできないのか」といって部下を叱るのは、適切な指導だとは言えません。
そんな事を言われたからといって、仕事ができるようになる訳でも能力が高くなる訳でもなく、上司の自己満足です。
仮に、部下を叱るにしても「どこをどう直せばいいのか」といったように、具体的な事を指摘してプラスになるようにするのが指導・教育です。
そうではなく、「こんなこともできないのか」といって部下を乏しめるのは、指導ではなくパワハラだと言えます。
部下を教育するのも上司の仕事
そもそも、部下を教育して仕事ができる人間に育て上げるのも上司の仕事の内です。
部下の能力が低く、うまく仕事をこなすことができなかったとしても、それは100%部下が悪い訳ではありません。
少なからず、教育する人間にも責任はあります。
「こんなこともできないのか」といって部下を責めるのは、自分(上司)の指導力、教育力不足を棚に上げて責任転嫁しているに過ぎません。
これも、「こんなこともできないのか」と言われても気にする必要が無い理由の一つです。
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ただネチネチと責めたいだけ
「こんなこともできないのか」といった言葉を使って部下を怒る人間は、ただネチネチと他人を責めたいだけの人間であることが多いです。
このような人間は、重箱の隅をつつくかのようにミスを探し、些細なミスを発見すると「こんな簡単なこともできないの?」「こんなミスをするなんてあり得ない」と人を貶したり、マウントを取ろうとしてきます。
人をまともに指導する気がある上司なら、わざわざ部下を全否定して自信を喪失させるような言い方なんてしません。
人を全否定するような言葉を使って叱ってくる時点で、相手の事を思って育てる気なんてさらさらなく、ただネチネチと責めたいだけのパワハラ人間なので、何か言われても気にする必要なんて全くありません、無視しましょう。
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最後に
今回は、「こんなこともできないのか」という言葉を使って叱るのはパワハラであり、そんな事を言われても気にする必要なんてない理由を解説しました。
人を全否定するような言葉を使って叱るのは、指導ではなくパワハラです。
そもそも仕事ができるように部下を教育するのも上司の役目であって、そんな叱り方をするのは自分の指導力不足を棚に上げて責任転嫁しているに過ぎません。
そんな上司に言われたことを気にするだけ時間の無駄なので無視しましょう。